同じような仕事や日常を続けていると、ふと自分が成長しているのかわからなくなったり、今後のキャリアは大丈夫なのかと不安になったりすることもあるかと思います。
そんな不安な気持ちを吹き飛ばすために、現在の仕事の環境でも確実に成長させる3つのポイントを紹介します。
争うのは他人ではなく自分
この世は競争社会です。いかに他社よりも良い商品・良いサービスを展開するかだけに留まらず、社内にもライバルがいたり派閥があって自分たちの進めるアイデアを邪魔されたりされたこともあるかも知れません。
争いというのは必ず消耗するものです。
勝ち負けに固執するがために思わぬ弊害を起こしてしまったり、誰かを傷つけるような可能性もあります。
そして厄介なことは勝負だけに拘っていると、自分が勝利した場合には、アクション映画や漫画でもよくある構図ですが、新たな戦いに巻き込まれたりします。
もちろん止むを得ず勝負事になる場合もあると思いますので、常に争いを避けろと言いたいわけではありません。
大事なことは「勝負事に固執しないこと」です。
勝ち負けではなく、自分の実力をあげることに集中すること。
昨日の自分よりも1%だけでも実力を向上させること。
毎日1%生産性を向上させるだけで、1年後には37.8倍も向上している計算になります。(1.01×365乗)
昨日の自分に比べて成長をし続けることを意識しましょう。
慢心は自分を滅ぼす
大型受注が入ったりとか、今月の成績でトップを獲得した時など、うまくいった時は自慢話のひとつやふたつもしたい事もあるでしょう。
もちろん褒められるポイントではありますが自分から言ってしまうと、他人とっては興醒め以外の何物でもありません。せっかくの価値が0になるばかりかマイナスになる可能性すらあります。
また自慢話しの弊害は他にもあって、結果に満足してしまうために自分を成長させる意識を低下させてしまうのです。
プロ野球選手などでライバルとして比較されたいた選手が、まったく活躍が出来なくなるとがネットで「●●と▲▲、どうして差がついたのか…慢心、環境の違い」と叩かれることがありますが、記事の中身の信憑性はともかく、やはり慢心というものが成長を妨げる最大の敵ではないでしょうか。
驕らずにさらに成長を目指し、自慢をしないこと。それで結果が出れば周りは自然と評価するでしょう。
もうひとつ、慢心は人を遠ざけるきっかけにもなります。
自慢話を喜んで聞く人などいないからです。喜んで聞いているとしたらきっとそれは権威や利害が絡むからでしょう。
創業社長のセミナーなどは喜ばれるかも知れませんが倒産の憂き目にあい「タダの人」になれば誰も喜んで聞く人などいないはずです。
そういう意味ではテレビ番組で失敗談を赤裸々に話すしくじり先生のようなもののほうが聞く側にとってはおもしろかったりします。
謙虚でいる事
社歴が長くなると、それなりのポジションに就くようになる方も多いのではないでしょうか。
主任・リーダー・課長・マネージャー・部長などなど。役職名は会社によってさまざまでしょうが、肩書きがつけばきっと部下も見るようになることでしょう。
そうするとダメな人ほどポジションが上がるにつれて部下に対して横柄な態度をとったり、威圧的な態度で接したりと自分の存在感を示そうとします。
「弱い犬ほどよく吠える」と言いますが、下のポジションの人間から見ると余裕の無さを感じずにはいられないでしょう。
逆に上のポジションになってからも謙虚であり続けていたならどう感じるでしょうか。
部下も安心感を覚え、器の大きさも感じ、尊敬してついていく事になるでしょう。
「実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という言葉がありますが、稲の穂は実が成ればなるほど穂先が下がっていきます。ポジションが上がった時こそこの言葉を思い出して謙虚な姿勢を忘れずに取り組むべきでしょう。