仕事の出来る人の特徴として与えられた仕事に対して高いパフォーマンスを発揮することが挙げられると思います。
それは多くの場合、走り始めるチャレンジのスタートも早いのですが、何か結果が思わしくない場合に修正する能力が高いのです。
では仕事の出来ない人はと言うと、出来る人の逆のパターンである場合が多いです。
スタートも遅く、上手くいかないことがあってもダラダラと仕事を続けるのです。
そして上司からの「なぜ上手くいっていないのか?」という問いに対しても理由を明確に答えられません。
「う~ん、毎日残業もしながらやってるんですけどねぇ…」
このようにスピード感もなければ修正能力もない人は、ビジネス社会では致命的で出来ない社員の烙印を押されてしまいます。
仕事に取り掛かるにあたり必ず守るべき2つのこと
仕事が出来る人は何を必ず守っているか?
あらゆる仕事にはKPIとデッドラインが設けます。
最低限守るべきものはこの2つでしょう。
あなたが不意に「折り紙で鶴を折るように」(こんな仕事の依頼はないと思いますがまぁ仮にということで)と上司から仕事を依頼された場合に、必ずセットで「どのくらいの数をいつまでに?」と確認するようにしましょう。
そこで上司から「あぁ千羽鶴なんで1000羽必要で取引先のA社に3日後に納める必要があるからそれまでに」と言われたとします。
このように「いつまでに何をどこまでやらなければいけないのか?」を明確に設定しますので、それに従って日々の目標を設定し、やるべき仕事内容と量をこなすのです。
このKPIとデッドラインの設定が曖昧な人ほど「モチベーションが上がらない」などと言いはじめたり、もっとひどい場合は「そもそもこれってやるべき事なんですかね?」と言ってきたりします。
もちろん事前にこの仕事のやるべき理由みたいなものは上司に確認しましょう。作業的な仕事でそもそもこの仕事が発生した理由がわかることで代替案も浮かんでくるかも知れません。
KPIとデッドラインを設定しさえすればそれで良いか?
仕事が出来る社員は与えられた仕事に対し高いパフォーマンスを発揮すると冒頭で書きました。では仕事が出来ない社員にKPIとデッドラインを設定すれば同じような高い成果が出るのかというとその通りにはいかなかったりします。
その差は何かというと「仕事から学ぼう」という意識の差です。
仕事が出来ない社員は「与えられた仕事をこなす」=作業的な観点から思考を脱することが出来ませんので、仕事ごとに気分がリセットされてしまうのです。
逆に仕事が出来る人は与えられた仕事をノウハウとして吸収しようと貪欲に学びます。自分の能力を向上させることに余念がありませんのでモチベーションが上がらないなどと言うことがなく、その姿勢が上司に認められ出世する可能性も高くなっていくのです。