リーダーシップ

後輩育成を任された!育成に必要な先輩としての心構えとポイント

上司は入社した日からいるものですが、在職期間が長くなるにしたがって増えてくるのが「後輩」です。

出世したり、チームをまとめたり組織の中で上にいくためには避けて通れない「後輩の育成」ですが、人間同士の相性もありますし、後輩との関係は一筋縄にはいきません。

しかし、もし後輩の育成を任されたとすればそれはあなたのコミュニケーション能力が認められということでもあります。後輩育成のポイントを知り、自分も後輩もお互いストレスなく過ごせるといいですね。

後輩育成のカギは、後輩の気持ちを分析できるリサーチ力

言うことをきいたり共感してくれる後輩はかわいいものですが、後輩はまた自分の足を引っ張る存在でもあります。

後輩の育成は難しいですが、後輩のタイプを見極めながら指導していくことが大切です。「どうしてこの程度のことがわからないのか」と愚痴をいうのは簡単ですが、やはりそれは先輩である自分の教え方を工夫していかなくてはいけません。

そのためには後輩が日頃どう感じて動いているのか、リサーチすることが不可欠です。
後輩が無駄だと感じている業務を懸命に教えようとしても、無駄だと思っている限り後輩にはうまく伝わっていきません。そのような際には、どうしてこの業務が重要かをしっかり説明し納得してもらう必要があります。

後輩育成を任されるのは、わりと年が近かったり、また年は近くなくても面倒見のよい人材です。
そのような後輩を育成する立場に求められるビジネススキルは、高圧的な指導ではなく、後輩が何を考えているのか聞きだし、上司に伝えたり業務に反映させたりする力です。

後輩がミスしたときは自分の味方を増やすチャンスと考えましょう

後輩は経験が浅いので業務上のミスがつきものです。
まず、先輩の立場としては、後輩は絶対にミスを起こすものと心がまえしておきましょう。そうすることで「この程度のミスですんだら安いもの」と必要以上に神経をすり減らすことがすくなくなります。

基本的なことですが、人間はうまくいっているときにはあまり他の人に心から感謝することはありません。
人の親切が身に染みるときは、自分が大きなミスをしてしまったときです。

後輩が本当に困っているときこそ、先輩の出番ですし、このときの振る舞いが今後の信頼関係を決定します。
先輩として色々な言い分はあるかとは思いますが、後輩が困っているときはいつも以上に協力してあげましょう。

「後輩のミスは自分の味方を作るチャンス」だと思える人がビジネスで成功する人です。

信頼を築きつつ程度な距離を保って接しましょう

asian businessman standing and talking in office.後輩を育成するためには信頼関係を築かなくてはいけませんが、どのように関係を作っていけばいいのでしょうか。

後輩との距離を縮めるために、飲み会などにつき合わせて先輩としてご馳走する人もいます。
人によってはいいかもしれませんが、そのような方法は一昔前の方法です。

若い世代の後輩は、プライベートと仕事をきっちり分けたいと考えている方が多いので、飲み会に誘うのは時間もお金も無駄になりかねません。もし、後輩を飲み会に誘い奢る場合には、自分のストレス解消のためであるという意識を持ちましょう。

後輩のためと考えると恩着せがましくなりますし、そういった気持ちは必ず後輩にも伝わります。
お金も時間も使って自分の悪口を言われたのではたまりませんね。スイーツ好きの後輩でしたら、話題のスイーツをプレゼントしたり、スポーツ好きの後輩でしたらスポーツ系の珍しい雑誌をあげたりと、その後輩にあったアプローチがあります。飲み会よりも時間もお金もかかりません。

後輩に指導するだけでなく後輩から学ぶものもある

blankたいていの業務はチームで動きますので後輩とは運命共同体です。
後輩は、業務の上では下の立場かもしれませんが、歳も近い場合も多いですし、後輩のアイデアに救われることもあります。

後輩のいいところは吸収しようという心構えで指導することが、自分の成長にもつながります。
面倒見がいいことはよいことだと捉えられがちですが、あまりにも後輩にお世話しすぎると、今度は恩着せがましい気持ちになってしまいますので、適度な距離感が大切です。

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