職場で働く上で、きっと誰しも一度は思うことは、”出世”についてではないでしょうか。
ずっと同じ職場で働いていくつもりならスキルアップして、役職に就きたいと望むことは自然なことだと思います。
そんなとき、一番重要になってくるのは、コミュニケーション能力ではないかと思います。
ほとんどの仕事は一人では成り立ちません。人と関わっていくことが仕事といってもいいくらいではないでしょうか。
その際に必要なコミュニケーション力についてアドバイスさせていただきたいと思います。
出世のための初めの一歩はひたむきさ
あなたがその職に就いてから間もないうちにやるべきことは、ひたむきに働く姿勢を見せることです。
職場に就いて間もないうちは、よほどの実力がある場合を除き、できることは限られています。むしろ何もできないです。
当たり前ですが。役職のある立場の人間からすれば、初めのうちは仕事に取り組む姿勢を見るでしょう。
仕事ができないのなんてわかりきっているからです。
めんどくさそうに仕事をしているのと、ひたむきに取り組むのではどちらが好印象に映るでしょうか。
ほとんどは後者です。
ひたむきに熱心に仕事をする姿は見ていて好感を抱きます。自然とあなたに対する評価も上がります。
仕事ができるできないではありません。何度も言いますが、ひたむきさです。
情に訴えかけても出世にはならないのではと思うかもしれません。
何も必死に頑張ってますアピールはする必要はないですし、相手に媚びることも要りません。
真面目に毎日仕事に向き合っていれば自然と相手には伝わります。それがひたむきさではないかと思います。
相手の信頼を得るために裏付けになるもの
相手から信頼を得るということは、一日やそこらでできることではありません。
私のことを信頼してくれと言ったところで、明確な裏付けがなければ、人は簡単には信頼することはないでしょう。この明確な裏付けが大事です。
主観にはなりますが、経験上一番の裏付けになるのは、人の悪口を絶対に言わないことです。
なんだそんなことかと思うかもしれません。しかし、実は結構難しくもあります。
一概に人といっても、上司や後輩、同期、それだけでなく取引先の人、お客様、外部から掃除に来てくれる人、はたまた休憩中のテレビの中で見かける有名人など。とにかく仕事をしているときに関わる人全員です。
ついつい同僚とテレビを見ながら、あの人何だか嫌いなんだと言ってしまうこと、ありませんか。マイナスな言葉というのは、ささいな言葉でもいい印象は与えません。いつもテレビを見ながら愚痴っている人と、テレビを見ても楽しく見ている人、どちらが好印象でしょうか。
信頼は日々の積み重ねが裏付けになります。
客観的な目で物事を見ていいところに目を向ける
人の悪口を言わないようにと気を張りすぎて疲れてしまっては、仕事にも支障をきたすかもしれません。
それでは本末転倒です。
まずは物事を客観的に見れるようにしていきましょう。
今の自分が仕事をしているのを、もう一人の自分が見ているとうように思考を変えます。
今自分は一生懸命書類を作っているのに、傍ではさぼっている人がいるとしましょう。当然イライラしてきます。
しかし、客観的に見ると、あなたがイライラして文句だけを言ったところで相手はあなたのことを良く思うでしょうか。
これが役職に就いたときでしたら指導に当たることもあるので、また違う話にはなります。
しかし、同僚、もしくは後輩、先輩に文句だけを言うよりも、違う言い方に変えたほうが得だと考えます。
書類を手伝ってほしいなら、素直に「手伝ってくれませんか」と言うだけでいいです。相手にマイナスのイメージを持たれないことが大事です。へりくだる必要はありません。
それに、悪口と注意は違いますので、注意するときにはあくまで仕事の内容についてだけ触れるようにしましょう。
相手の悪口を言わずに信頼を得ることで自然と出世できる
とにもかくにも、表でも裏でも悪口はやめましょう。たとえ相手が自分の悪口を言おうともです。
あくまで仕事をしているときだけの関係です。仕事場を離れれば付き合うことはほとんどないです。割り切りましょう。
相手に何と言われようとも自分は自分と思って、それでも相手のいいところを見つけることができたら、あなたはかなり芯が強い人です。図々しくなる必要はありません。
あなたは何を言われてもどのような状況でも決して相手の悪口を言わない、その積み重ねが信頼の裏付けになり、必ず出世に繋がっていきます。