マネジメント リーダーシップ

真のリーダーシップを取るために必要なマインドとは?

会社の中で一定の実績を積むと、単に先輩として後輩を指導する立場から、組織やチームの運営を行い、他のメンバーに対してリーダーシップを発揮する立場を任せられるようになります。しかし、初めてそのような立場を任せられると、急に責任が重くなることでプレッシャーを感じたり、少し戸惑いを感じたりする事も少なくないかもしれません。

そこには、これまでの仕事の内容とは異なる新たなスキルが要求されることも事実です。
だからこそ、リーダーシップや組織運営に対する知識や正しいマインドを持った上で、自信を持って実践し、自分なりの知恵にしていくことも必要になってきます。

その、事前に持っておきたいリーダーシップや組織運営に対する知識やマインドのポイントを紹介します。

組織運営の基本

組織やチームを運営するということは、マネジメントを行っていくという事です。自分自身だけでなく組織メンバーの力も最大限に発揮していくためには、その組織やチームの目的(why)・目標(what)を明確にしてメンバーと共有することがまず重要です。目標達成のためには、メンバー全員のベクトルを合わせて協力していく事が必要だからです。

組織やチーム全体の目標を達成するためには、メンバー1人1人のスキルや能力を考慮した上でそれぞれの目標を設定して、タスクを割り振っていきます。所属しているメンバーがその目標を達成することができれば、組織やチーム全体の目標も達成できるというようにしておくのです。

そしてメンバー各自が目標達成に向けたタスクに取り組んでいく中で、一定期間毎に目標に対する進捗の把握・共有を実施していけば、もしその時点までに進捗の遅れがあった場合にカバーする方法を考えて施策を講じる事もできます。この時、メンバー全員が目標を達成できるとは限らないので、本来の目標とする値よりも10%高く設定し、全体の目標に対するのりしろを設けるというテクニックもあります。

つまり組織運営の基本は、目標に対するメンバー全員の意識を統一することと、全体のPDCA(プラン・ドゥ-・チェック・アクション)を自身が中心となり回していく事と言えます。

リーダーシップの発揮方法

Businessman looking up at the high building, low angle

リーダーシップを発揮することが求められる場面には、上記の「組織やチーム全体の目標を達成するためのプランを作り実行していく」ことと、もう1つ「メンバーのマインドやモチベーションを高めていく」という2つがあります。
メンバーの意識ややる気が高ければ、それだけで持っている力を存分に発揮していくことに繋がるからです。

マインドやモチベーションなどのメンタル部分に関するものは、かなりデリケートなものだと考えてしまうかもしれません。実際に、ただ叱咤激励するだけではメンバー各自の受け取り方に委ねられる部分が大きいので、それをネガティブに捉えられてしまい逆効果になってしまうことさえあります。

それよりも効果的なのは、メンバーそれぞれのスキルや能力に合った適切な指導を行うコーチングタイプのリーダーシップを取ることです。そのとき、言葉で教えるだけでなく場合にはよっては自分がやって見せて仕事のやり方やテクニックを体得してもらうこともポイントです。

こうしたリーダーシップの発揮方法や組織運営を行う為には、組織やチームのリーダーとしての心構えも持っておくことも大切です。

組織やチームのリーダーとしての心構え

businessman in modern office room hand stop gesture

組織やチームのリーダーには、当然ながら全体の成果・結果を最大限に上げる事も求められます。その為には、リーダーとしての責任感を持ちつつも、決してメンバーよりも偉いのではなく、あくまでリーダーという仕事の役割分担をしているにすぎないと考える心構えも重要です。

メンバーよりも偉いと考えてしまっては、叱咤激励のリーダーシップやパワハラまがいの言動にも繋がる恐れがあります。それに、このようなリーダーに対してはメンバーも心から付いて行こうとは思わないはずです。

組織やチーム全体としての成果・結果を残すためには、スムーズな人間関係の形成や雰囲気づくりも求められます。メンバー1人1人を尊重して信頼関係を築くことが、リーダーとしての高い評価を得ることにもなるのです。

正しいマインドでリーダーシップ発揮と組織運営を行うべきです

Multiethnic diverse group of happy colleagues join hands together. Creative team, casual business coworker, or college students in project meeting at modern office. Startup or teamwork concept

組織やチームのリーダーになったときは、まず自分自身のマインドを「メンバーよりも偉いのではなく、リーダーと言う仕事の役割分担をしているのだ」と考えるようにしましょう。
そして、その仕事やタスクの内容が、責任者として最大の成果・結果をもたらすためにPDCAのサイクルを回す事や、他のメンバーの能力を高めるためのコーチングのリーダーシップを取る事がポイントと言えるのです。

そのマインドを持ってこそ、真のリーダーシップを発揮することができるのです。

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