新卒・中途採用に関わらず新入社員に対しては、まだ入社して間もないころは周囲からの評価の目も厳しいものです。
その中でも「挨拶」は相手からの第一印象を決定づける非常に大事なマナーになります。たかが挨拶、されど挨拶です。
挨拶ひとつで自身の評価が良くなったり悪くなったり、上司や同僚との人間関係にも影響してきます。
この記事では新入社員にとって欠かせない「挨拶マナー」についてお伝えします。
「挨拶」の重要性って?
挨拶は対面して最初に行なう動作ですので、人間関係を築く上でのファーストステップと言えます。そのため、ここで挨拶がしっかりできていないと、相手はあなたに不信感を持ってしまう可能性が高くなります。挨拶はコミュニケーション能力を測る基準でもあるのです。
初対面であれば挨拶はなおさら重要になります。挨拶がしっかりとできていなければ、相手はあなたのことを「感じの悪い人」という印象を持ってしまいます。そしてその印象はなかなか消えることはありません。悪い印象を持たれたままだと、その先に待っている仕事にも悪い影響を与えてしまいます。
コミュニケーションにおいて、とても重要な役割を持つ挨拶ですが、しっかりと挨拶をすれば良い印象を相手に与えることができます。
たとえば、「おはようございます。」と大きな声で元気良く挨拶をすれば、周囲の人達から「気持ちの良い元気な挨拶だな。」と好印象を持ってもらえるはずです。また、大きな声で元気な挨拶をすることで、自分自身の気持ちも明るくなりモチベーションも高めることができます。
新入社員の場合、挨拶によって評価が左右されることが多いです。そのため、積極的に挨拶をすることで自分をアピールしていきましょう。
これだけは押さえておきたい!挨拶のポイントとは?
挨拶のポイントは自分から先に挨拶をすることです。
人を見たら、まず自分から先に挨拶をすることを習慣づけましょう。社会人でも、意外とこれができない人が多くいます。挨拶をしても返してもらえないこともありますが、めげずに自分から先に挨拶することを続けてください。
場面に応じた挨拶をしよう!
挨拶は場面によって適切な挨拶があります。適切な挨拶ができたりできなかったりしては、相手に不信感を持たれてしまいます。ですので、場面に応じた適切な挨拶ができるようにしましょう。
出社時の挨拶は、オフィスに入った時に元気良く「おはようございます」と挨拶しましょう。自分の後から入ってきた人の挨拶にも「おはようございます」と挨拶を返しましょう。すれ違う人や席の近い人に対しても挨拶をすることを忘れてはいけません。
日中の挨拶は、だいたい午前11時頃で変わると覚えておくと良いと思います。午前11時以降は社内の人であれば「お疲れ様です」と挨拶しましょう。
来客などで社外の方がいらっしゃった場合は「いらっしゃいませ」と軽く会釈をして挨拶をしましょう。お客様がお帰りになる際は「ありがとうございました」と挨拶し、来社に対する感謝を伝えます。
外出先から戻ってきた時には「ただいま戻りました」と挨拶をします。外出する人に対しては「いってらっしゃい」と挨拶し、外出から戻ってきた人に対しては「お疲れ様です」と挨拶をしましょう。
退社する時は「お先に失礼します」と挨拶をします。自分より先に退社する人がいれば「お疲れさまでした」と挨拶をします。
ちなみに「ご苦労様でした」は、目上の人が目下の人に対してのみ使うものなので、気を付けてくださいね。
挨拶マナーを抑え、より良い新社会人スタートを!!
以上が、新社会人になる前に最低限抑えておきたい挨拶マナーになります。
他にもビジネスマナーとして覚えることはたくさんありますが、まずは挨拶マナーを抑えておけば、あなたの新社会人スタートをより円滑にすることができます。
挨拶ひとつであなたの印象や評価が大きく変わり、そしてその印象や評価が、その先に待っている仕事にまで影響を与えて、あなたのビジネスライフに関わってくるのです。
社会人として恥ずかしくない挨拶を身に付けることが、ビジネスマナーのスタートとなります。「たかが挨拶、されど挨拶」ということを覚えておいてくださいね。