誰にでも話し方や話し言葉に癖を持っている人っていますよね。
あなたの周りの友人や職場の人たちを思い出してみたときに、特徴としてすぐに思い出すのが「口癖」だったりしませんか?
当然、あなたの友人だけではなくビジネスで大成功した人たちや、人生をどん底の気分で過ごしている人たちにも口癖はあることでしょう。
自己啓発や引き寄せの法則系のを本で読んでいる方は「思考は現実化する」や「人生はプラスの言葉を使う事で運命も好転する!」といった内容を今まで一度は読んできた事があるのではないでしょうか。
「口癖によって人生が決まる?んなアホな~」と思われているあなた。
おそらく信用できないのは科学的な根拠がないからではないでしょうか。
そこで今日はなぜ口癖によって運命が変わるのかを科学的な根拠も交えてお伝えしていきます。
口癖がもたらす脳への影響とは
まずは脳科学の見知から解説していきます。
脳は古い脳(大脳辺縁系)と新しい脳(大脳新皮質)に分けられます。
それぞれの脳の役割はこんな感じです。
古い脳(大脳辺縁系)
自律神経を整える、体のリズムを整える役割
心臓の鼓動や呼吸や胃液や唾液の分泌など意識せずとも勝手に活動している部分
新しい脳(大脳新皮質)
思考・判断・記憶など
このように古い脳と新しい脳は役割がそれぞれ違うわけですが、ある一つの事をおこなった場合に役割が繋がれ効果を発揮します。
それは何かというとズバリ想像したときです。
例えば、レモンを頭の中で思い出してください。
そうするといかがでしょう、酸っぱさを思い出し勝手に唾液が口の中に広がりませんでしたか?
そうです、これこそが古い脳と新しい脳がつながった時の体の反応なのです。
ということは、この体の反応を利用すれば勝手に幸運体質や引き寄せ体質になれるということです!
もう少し掘り下げて説明すると、面白いことに新しい脳は真実と嘘、真実と想像を区別できないと言われています。
「ピンクの象を想像しないでください」と指示されても、勝手に想像の世界でピンクの象を想像してしまいませんでしたか?
これが新しい脳の特徴なのです。
ですから「自分はできない人間だ」とか「自分はダメな人間だ」などとつぶやいていると、新しい脳ができない自分やダメな自分を勝手にイメージしてしまうとともに、上手くいかない時の体の反応をも引き起こすようになるのです。
良い口癖はアファーメーションと同じ効果がある
アファーメーションとは自分自身への肯定的なセルフトークのことを指します。
「私は幸福です」「私には宝物がたくさんあります」とかそういった言葉を自分自身に宣言するような感じです。
一般的にはアファーメーションを行うことで夢が叶ったり、幸福な人生を送れると言われています。
アファーメーションをまだやったことがない方には、日々の口癖を見直すことをお勧めします。
なぜなら口癖こそがすでにアファーメーションだからです。
肯定的な言葉を繰り返すことで、新しい脳に成功のイメージを刷り込みさせることが出来ることは先ほども説明しましたが、口癖を見直すことで自然とアファーメーションすることにもなるのです。
良い口癖・ダメな口癖
ではここで改めて普段使っている口癖を思い出してください。
ここからは良い口癖とダメな口癖の例を挙げていきます。
良い口癖
- ラッキー
- ツイてる
- ハッピー
- しあわせ~
- ありがとう
- すごいね
- 素晴らしい!
- 嬉しい
- 最高
ダメな口癖
- 景気が悪いから
- どうせ俺(私)なんて
- ついてない
- ほらやっぱりダメだった
- 時間がなくて忙しくて
- お金さえあれば
あなたはどちらのほうが良く使っていましたか?
もしダメなほうの口癖を使っているとしたらただちに修正していきましょう。
さいごに
口癖の話を取り上げるといつも思い出す言葉がありますのでお送りします。
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから
マザーテレサの言葉
人は1日に6万回も思考していると言われています。
無意識に日々を過ごしていると気付きにくいものですが、自分の頭の中で使われる言葉がポジティブであればあるほどアウトプットも変わってくることはお分りいただけたハズです。
今日から会話する時にはまず口癖に気をつけて話すようにしてみましょう。