当たって砕ける勇気
「チャレンジだ!」「当たって砕けろ!」と言われても、なんか怖い。失敗したらどうしようと考えているあなたへ。
何か事を起こす時ってとても不安ですよね。
私も何か事を起こす前は数日前から手が震えてたまりません。今でもです。
でもその反応はごく自然であり、克服することが可能なのです。
まずはその「不安」は一体どこから来ているのでしょう?それを考えてみましょう。
人というものは「確実」=「安心」が欲しい生き物
・意見を言う
・新規提案をする
・起業する
・やったことが無い事をやる
他にも様々あるとは思いますが、こういった相手の反応が分からない又はその後が読めない場合において、不安を感じる事は誰にでもあるのではないでしょうか。
それは「人」というものを理解すると、ごく自然な反応であると言えます。
それはなぜか。
「確実」=「安心」を求める事について知るのには「人の歴史」から見ていくと、とても分かりやすいです。
例えば大昔の狩りをして生活をしていた頃を想像してみて下さい。
雨風を防いだり、天敵から身を守る為に洞窟を探す必要がありました。
食料を確保するのにマンモスを倒したり、山に生えている草木を探す必要もありますね。
気象条件により草木が育たない時期もあるでしょう。マンモスに運よく遭遇しても逃げられる事もあったでしょう。
そうしたらどうですか?食料が無くて飢餓に苦しみます。命にも関わる重大な事です。
そして「人」は考えました。「家を建てればいい」「米を自分で育てたらいい」「山羊や家畜を飼育したらいい」そしたら安定的に食料を得られますので飢餓の心配はなくなります。
これで「安心」ですね。
このように「人」は生きる為に「安心」を求め続けて現代に至り、その後「技術の進歩」で更に「安心」を作り続けています。
でも、ちょっと待って下さい。
「安心」って本当に全てが「確実な安心」ですか?
現代でも考えないようにしているだけで、いつ地震が起きるかも、いつ隕石が「安心だ」と思っていた我が家に落下するかも分からないのです。
つまり、全てが「安心」=「確実」は現代でも存在していないという事です。
なので、今でも私達は「危険」を回避する為に研究し「安心」を求め続けているのです。
行動していれば不安は感じない
不安は「生きる為に備わっている機能」であることを知ること。
そして、「確実な安心」などは現代でも存在しないことを理解しておくこと。
「不安」に感じたら、まずそれは「正常なのだ」と不安を感じている自分を認めましょう。
そうしましたら次のステップです。
「行動していれば不安は感じない」
あなたはジェットコースターに乗ったことはありますか?
初めて乗ったジェットコースターを想像して下さい。
カタカタカタ・・・・これから落ちると分かっているけど、「本当に大丈夫なのか!どうなるんだ!怖い!」と私は感じますが、あなたはどうでしょうか?
ジェットコースターがいよいよテッペンにやってきました。不安いっぱい。「いやーやっぱり乗らなきゃ良かったー」と思うかもしれません。
心の準備が整わない状態でも、もう逃げられません。
そしてついに勢い良く落下。落下している最中あなたは何を考えていますか?
「うぎゃー」と叫んで頭は真っ白
これと同じ現象で事を起こす前には「不安」というものが頭を支配してきます。
そして、「安心」を求めて頭をフル回転させています。
落下している最中は無我夢中。
そう、行動している最中は無我夢中なのです。
上っている時に感じていた「不安」なんて吹き飛んでいる自分に気が付きます。
ジェットコースターに乗ったことが無いという方は乗ってみて下さい。きっとその体験が出来ると思いますよ。
実行あるのみ
不安は正常であり、行動すれば不安は吹き飛ぶという事を理解いただければ、後は何も考える必要はありません。
とにかく実行あるのみです。
不確実に挑戦するにあたり、私が参考にしたとある社長さんの言葉をご紹介します。
「競馬の馬は失敗すれば馬肉にされるが、人は失敗しても決して肉にされることはない。」
つまりは、例えそれが失敗だったとしても生きている限り何度でもチャレンジ出来るということです。
最後に
「安心」を求めて過去の栄光を探したり、成功の資料を準備しているのは「不安」がそうさせているのです。
世の中は不確実であり、やってみないと分からない。
そして、実際に行動して得た事にはとても価値があります。
「人生に失敗は無い」=行動さえ続けていれば、それは失敗ではなく、また1つ自分は学び、成長したのです。
あなたのチャレンジを私も、そして世の中も待っています。
思いっきりやっていきましょう!