PDCAサイクルという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?ビジネスではよく知られている言葉なので、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。
このPDCAサイクルは、仕事の現場においてとても役立つ考え方です。
ですので、もしも仕事に行き詰まってしまったら、PDCAサイクルを意識して仕事に取り組むことをおすすめしたいです。ビジネスの世界で広く通用している考え方ですので、きっと参考になるはずです。
特に若い人は、仕事への取り組み方や姿勢について悩むことも多いでしょう。そんなときは何か軸となるような考え方を知っているだけで、気持ちがスッと楽になるものですよね。
では、PDCAサイクルを実際の仕事にどう活かしていけば良いのか、解説していきます。
目次
そもそもPDCAサイクルの意味とは何か?
PDCAサイクルは4つの英語の頭文字を取った言葉で、
P=Plan、
D=Do、
C=Check、
A=Action
を指します。
どれも簡単な英語ですので、イメージが何となく掴めるのではないでしょうか?
大まかに説明しますと、まず仕事の計画の立案、計画の実行、仕事の確認、問題点の改善、これを1つのサイクルにしているのがPDCAサイクルです。
これだけでも、ただ漠然と仕事に取り組むのではない、ということがわかりますよね。目の前にある仕事を淡々とこなしていく、これはこれで意味のあることですが、それよりもう一歩先に進んだ仕事の取り組み方、それがPDCAサイクルです。
PDCAサイクルを実践することで、仕事の質を高めやすくなります。仕事の質が高められれば良い成果を期待できますので、周りからも高く評価されやすくなりますよ。これがPDCAサイクルを実践することの大きなメリットといえるでしょう。
計画を立ててから実行に移す
PDCAサイクルでは計画を立ててから実行に移すという流れになっていますよね。では、仕事をする前に計画を立てるのは、いったいどんな意味があるでしょうか?
それはこれから取り組もうとする仕事の準備ができるという点が、とても大きなメリットです。
計画をすれば仕事全体のことを俯瞰的に考えなければいけないですから、どこで何をしなければいけないのかを事前にしっかり把握できます。計画を立てることで行動の無駄を極力省き、アクシデントがあった場合でも余裕を持って対応することができるようになります。
もしも何も計画を立てずに仕事に取り組んでしまったら、行き当たりばったりになってしまいますよね。
それでも結果オーライで上手くいくことも時にはありますが、それだと仕事のパフォーマンスがどうしても不安定になりがちです。仕事のパフォーマンスが不安定だと周りから信頼されにくくなってしまうので、そうならないような事前の準備が大切です。
そのためにはまず計画を立てて仕事全体をよく把握し、そのうえで実行に移すようにしましょう。これは仕事の大小に関係なく、全ての仕事に言えることです。
ですので、仕事に取り組む前に、たとえ簡単でも良いですからまず計画を立てましょう。
・実行してみてどうだったのかをチェックして改善を試みる
実際に仕事を行ってみてどうだったのか、それを冷静に分析することが大事ですよね。
仕事への取り組み方が合っていたのかどうか、もっと良いやり方はなかったのか、それについてよくチェックしなければいけません。
計画を立てた段階ではあくまでも机上の空論に過ぎず、やってみることによっていろいろな改善点が見えてくることでしょう。そして、改善点が見えてくれば、もっと良い仕事への取り組み方が実現可能なビジョンとして思い浮かべられるようになります。
PDCAサイクルを意識して仕事に取り組めば、仕事の質を段階的に高められます。
これは実際に実行してこそ効果を発揮するもので、知識として知っていても実行しなければ意味がないですよね。
PDCAサイクルは、決して難しい考え方ではありません。そこで、ひとまず簡単な仕事にこの考え方を当てはめ、取り組んでみるようにしましょう。そうすることで仕事への取り組み方がだんだんと板についてきます。
・仕事の取り組み方に悩んだ時こそシンプルな考え方を重視
仕事の取り組み方に悩んだ時は、どうしても複雑に考えてしまいがちです。
悩んでいるということは、上手くいっていないわけですよね?そんなときは、PDCAサイクルのようにシンプルな考え方を参考にしていきましょう。
仕事は悩んでいても答えが出ないですし、それならとりあえずやってみることです。
計画を立てて実行し、チェックして改善を試みるというのは、あらゆる仕事に共通するとてもフレキシブルな取り組み方です。あえてそんな形式的な形に沿って仕事に向き合うことで、仕事で悩んでいたことの答えが自然と出るのではないでしょうか?
シンプルな考え方は仕事をわかりやすくしてくれますし、覚えておいて損はないはずですよ。
軸になる考え方を知っていれば仕事への取り組み方で迷わない
仕事を思い通りにこなすのは大変ですが、軸になる考え方を知っていれば多少は楽になります。
今回紹介したPDCAサイクルはその一例に過ぎないですが、それでも知っているのといないのとでは全然違いますよね。知っていれば、困ったときに「この考え方で仕事に取り組んでみよう」と前向きな気持ちが芽生えてきます。
そうすれば仕事の悩みから解放されることに期待できますので、悩んだ時は迷わず実行してみましょう。