営業事務の仕事内容は、ただ注文書作ったり納期確認の電話をしたりして1日が終わる「ルーチンワーク」ではありません。担当する営業へのサポートの仕方1つで、その営業の成績を急激に上げることもできる、やりがいのある仕事です。
そかもそれには、難しい知識やテクニックも必要ありません。
そこで、営業事務になりたい人のための、仕事内容についてとやりがいの見つけ方を教えます。
目次
担当する営業の苦手なことをサポートする
まず営業事務として担当する営業が決まったら、「この営業の、良いところは何かな?どんなことが得意だろう?またどんなことが苦手かな?」と考えるようにします。
人には誰しも良いところがあるので、そこを伸ばそう作戦です。
営業職に就く人の傾向として
良いところ・・・人と話すことが大好きで苦にならず、人懐っこい
苦手とするところ・・・スケジューリング、エクセル・ワードなどのPC操作
ということが多いとされています。
なので、人当たりもよく人には気に入られる性格なのに、期限までに返事をできず信用を失ってしまったり、綺麗に資料を作ることができなくてアピール力が足りなかったりします。
その苦手なことをサポートしてあげることができれば、おのずと担当する営業の成績も上がっていきます。
営業の得意な部分に時間が使えるように調整する
担当する営業が得意な部分に心置きなく時間を使えるようになると、精神的にも余裕が出てきて、持っている力をフルに使えるようになります。そうすると話し方にも自信が滲み出るようになり、更に売上が上がります。
そのような環境づくりをしてあげられるのも、営業事務という仕事のやりがいでもあります。
たとえば、今まで担当の営業が自分でやっていた社内での雑用やPC作業は、可能な限り営業事務のほうでこなすようにします。これらの仕事は営業職が苦手とするものの場合が多いので、効率も悪く作業時間がかかってしまうことも少なくありません。
作業に時間がかかるということは、お客様からの問い合わせ対応の場合、それだけレスポンスが悪くなってしまうということです。
社内での雑用・事務的な仕事は、可能な限り任してもらうように交渉し、その部分をしっかりとサポートしてあげることができれば、担当の営業も得意なことだけに集中できるので感謝されるでしょう。
営業を不安にさせないように、状況を随時報告
とはいえ担当の営業にとっても、社内での雑用や作業を可能な限り任せるのは心配な部分もあるでしょう。
特にイレギュラー対応が発生した際はそう感じるかもしれません。
なので、作業をする前の確認と作業後の報告は必ず行うようにしましょう。
またスケジュールによっては、担当の営業が終日外出していて、1日顔を合わせない時もあると思います。そのようなときは、メールや電話、LINEなどを使って作業内容をこまめに共有するようにすると営業も安心して作業を任せることができるようになります。
お客さまには細かすぎるくらいの連絡を迅速に
営業から信頼されてくると、いろいろな仕事を任せられるようになり、お客様と接する機会が増えてくることもあります。
このときぜひ心掛けたいことが、
『お客様には細かすぎるくらい連絡をする』と、『レスポンスは早く迅速に』です。
営業事務という仕事は、基本的には終日社内で作業をしています。
なので、細かいと思われるくらい頻繁にお客様に連絡しての状況の確認をすることもできますし、お客様からの質問にも素早く回答できます。
これがお客様サポートにもなりますし、顧客満足度の向上にもつながるのです。
ときには、お客様から直接「営業事務が〇〇さんだから」という理由で仕事をいただくこともあります。会社の売上を上げるのは、なにも営業職だけではないのです。
営業事務はルーチンワークではない
営業職が毎日違う仕事をしているように、営業事務もまたルーチンワークではありません。
それに、ルーチンワークだと思うとやらされている感もありますし、仕事の楽しさも半減してしまいやりがいも感じられません。
せっかく同じ決められた勤務時間を働くのなら、ここでご紹介したことを意識して仕事をすれば、きっと毎日違うことを行うやりがいのある仕事だと思えるでしょう。
せっかく会社の売上を作る営業職の最も近いところで働けるのですから、是非楽しみながら営業事務生活を送ってみてください。