これまでに「転職したい」と考えたことはありますか?
ある調査では、転職したい人の本当の理由の1位は【人間関係がうまくいかないから】という結果もあるそうです。仕事をする上での人間関係の悩みは、それほど大きな影響を受けるものです。
しかし、それらの人間関係の悩みも、心がけ次第で随分よくなる場合もあります。
特に対上司についての人間関係を考えてみましょう。
上司に嫌われたときのデメリットは深刻?!
当たり前のことですが、上司には嫌われるよりも気に入られたほうが良いですよね。上司から好かれると、実際に下記のようなことが起こります。
・嫌な部署に回されそうになった時に、回されないように上司が助けてくれる
・ボーナスや給与が、周囲より高く支給される
・困った時に、上司自ら率先して助けてくれる
など。
というのも、しっかりとあなたのマネジメントをして成長させることが、上司自身の評価にも直結しているからです。それがお気に入りの存在ならば、なおさら困ったときに助けてくれたり、いろいろな面で経営層にも掛け合ってくれたりするでしょう。
しかしもし、上司自身の評価をふいにしてもいいと思わせるほど嫌われていたとしたら、
・嫌な部署に回される
・ボーナス(時には給与)も、周囲より低い金額を支給される
・困った時に、見て見ぬふりをされ助けてもらえない
というような逆のことが起こることも考えられます。
これではいくら仕事ができても、給料upを狙ったり、出世を望む人には絶望的な世界と言えますよね?
上司に気に入られたときのメリットよりも、嫌われたときのデメリットのほうが大きいのです。
上司との人間関係を良くするポイントは3つ
上司との人間関係をよくする為に、無駄に媚びたり甘える必要はありません。
上司は会社から目標を言い渡され、それをこなしつつ後輩管理もします。その為、仕事がスムーズに回ることを喜びます。そして、周囲の社員ともうまくやっていける社員を好みます。
ということで、上司と人間関係をよくする為には、下記をポイントに行動すれば良いのです。
1.上司の仕事がうまく回るようにする
2.周囲の人間とうまく関わり、上司の手を煩わせることが無いよう心掛ける
3.上司を上手にたてる
では、1つずつ見ていきましょう。
1.上司の仕事がうまく回るようにする
報連相(ホウレンソウ)をしっかり行いましょう。上司から聞かれなくても、反応がなくても、現状についての報告・連絡・相談を行うと、上司は安心します。
2.周囲の人間とうまく関わり、上司の手を煩わせることが無いよう心掛ける
周囲と問題を起こす社員は、上司に余計な仕事を増やします。
しかし周囲ともうまく関われる社員は手もかからないですし、周囲から上司に良い噂が流れるようになります。自分の部下が褒められると嬉しくなるものです。
3.上司を上手にたてる
常に上司に張り合い、「それはおかしいと思います」とか「上司が言っている方法より、こういう方法の方が効率よいです。」などと平気で言っていると即嫌われます。
上司をたてる言い方のポイントは
・上司の存在・言動を認める
・上司にはかなわないという姿勢を表す
です。
上記を考慮し「それはおかしいと思います」を言いかえると、
「その考え、よく分かります。さすがです。〇〇な点がメリットですよね。あ、でもデメリットは△△でしょうか?」となります。
「よく分かります」と相手を認めたうえで、「さすがです」と上司にはかなわないという姿勢を示しています。更に上司の考えはこういうメリットがあって素晴らしいと褒めつつ、自分が伝えたいモヤモヤしてる点もデメリットとして意思表示できています。
上司は孤独なのです
「上司は孤独」
この言葉を聞いて、ピンとこない人もいるでしょう。上司は上から高い目標を設定され、後輩の面倒も見ます。上司としてのポジションの悩みもあるものです。しかし、これを会社や後輩に相談することはできません。自分ひとりで悩みを抱えがちで、孤独なものです。
試しに上司に「上からは無理難題を押し付けられたり、時間が無い中で私たちの面倒も見たりと、とても大変なポジションですよね。私には絶対できません」等と言ってみて下さい。
孤独で苦しい胸の内を語ってくれる上司がとても多いです。
このようなことを言わなくても、上司が忙しくなさそうな時に話すきっかけを見つけて上司に時々話しかけてみてください。
めちゃくちゃ怖い上司も、無口で何を考えているか分からない上司も、話しかけてくれたことに喜んでいるものです。
働く環境を変えたいなら、上司との関わり方を変えてみよう!
会社で上司を味方につけられると、自分の叶えたい要求も通りやすくなります。そして、働きやすくなりますので仕事も楽しくなってきます。
本気で働く環境を変えたければ、自ら行動を起こして上司との関わり方を変えてみると、状況が劇的に変化するかもしれませんよ。