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10年後、20年後の世界はどうなっているのか!!未来を覗いてみたい人は『未来年表』で調べよう!

未来がわかる『未来年表』

『未来年表』というものがあります。 初めて聞いた方、知らない方は是非一度のぞいてみてください。結構面白いです。

 『未来年表』とは、

  未来予測関連の記事やレポート情報を厳選し、
  西暦年や分野ごとに整理した未来予測のデータベースのこと。

 

有名な所で、博報堂生活総合研究所さんや 野村総研さんが公開しているものがあります。

生活総研未来年表 NRI未来年表 

 

例えば、10年後に何が起こるのか。
未来年表の中から、10年後の2030年の未来予測をちょっとだけ紹介します。

・【医療】日本女性の平均寿命が88.5歳になり、世界最高の長寿を維持する
・【医療】国内で47万人が終末の居所を得られなくなる
・【宇宙】スペースシャトルに代わるNASAの新しい有人探査機が火星探査に飛び立つ
・【環境】温暖化対策の影響で、世界の国内総生産(GDP)が最大3%失われる
・【経済】インドの国内総生産(GDP)が日本を上まわる
・【交通】このころ電気自動車が本格的に普及する
・【人口】日本の人口が2005年より1000万人減少し、5人に1人が75歳以上となる超高齢社会になる

博報堂生活総合研究所

 

こんな感じで、未来予測関連の記事やレポートから集められた情報で『未来年表』は作られています。

10年後には中国がGDP世界一になるみたいですが、高齢者人口が3億人を超えているのでそれがどう影響してくるのか気になりますね。裕福な高齢者が多ければ、もっとたくさんの中国人が日本に観光客としてくることも考えられます。パスポート不要になっていれば気軽に旅行するといった世の中になっていて、旅行者はかなり増えてるかもしれません。

 

 

これから10年間で起こることもちょっとまとめてみました。
主な事柄を勝手にピックアップ。

これからの10年!未来はどうなるのか!【日本編】

2017 ガス小売業への参入が全面自由化
   厚生年金保険料が18.3%、国民年金保険料が16900円/月に引き上げ

2018 減築などが進まない場合、空き家率が17%に上昇
   国民健康保険の運営を市町村から都道府県へ移管

2019 日本でラグビーワールドカップ2019開催
   総世帯数がピークに。5307万世帯

2020 東京で第32回夏季オリンピック、第16回パラリンピック開催
   労働力人口が6495万に減少、うち65歳以上が11.4%
   東京都の人口が1336万人でピークに
   JR山手線の田町~品川駅間に新駅開業

2021 人口頭脳プロジェクト「東ロボくん」が東大合格
   電子決済手段の取扱金額規模が91.3兆円に拡大
   4Kテレビの保有世帯数が2000万世帯に拡大

2022 この年までに日本の喫煙率が12%になる(2010年は男性32.2%、女性8.4%、全体19.5%)
   現実世界を補完、代替する3D仮想世界サービスが普及する
   人が密集しても混雑を感じない無線通信技術が実用化する(2020-22年)

2023 日本の65歳以上人口が30%を超える
   国と地方の借金が1297兆円に達する
   賃貸住宅の空室率が、全国平均で30%まで悪化する(現状は同19%)
   一度の充電で1週間以上動作する携帯パソコンが実用化する

2024 がん治療に有効な放射線治療と評価方法が実現する
   18歳人口の減少で大学受験者が106万人に減る
   国内でオフィスワーカーの仕事の8割を遠隔勤務にできるシステムが実用化する
   日光東照宮(栃木県日光市)が18年にわたる「平成の大修理」を終える

2025 日本の高齢化率が30.3%に。団塊の世代が全て75歳以上に。
   国民医療費が61兆円に(2015年45兆円)
   会社員一人当たりの保険料が年収の約3割へ

2026 日本の人口が1億2000万人を下まわる
   国内14万の橋梁のうち、47%が寿命を迎える

2027 人口に占める75歳以上の後期高齢者の割合が60%に達する
   リニア中央新幹線(東京―名古屋間)が開業する
   東京渋谷の新しい駅ビルが全面開業する
   インターネット通販の普及で、日本のトラック運転手が現状比で約2割多く必要になる(必要数は96万人。24万人の不足)

2028 このころ医師の需給が逆転し、供給過剰になる(医師不足が解消)
   小型のコミュニケーションロボットが、1人に1台普及する
   国内の宇宙旅行サービスを年間1000人が楽しむ
   全国の空き家率が23.7%に高まる
   JR豊肥線が熊本空港まで延伸する(熊本市中心部からのアクセス改善)

2029 消費税率10%が、このころまで継続する(10年程度)
   全国の橋やトンネルの約半数が建設から50年を超え、劣化が問題になる
   東京都心―羽田空港間の新線「羽田空港アクセス線」が、早ければこの年に開業する(東京駅、新宿、新木場の3ルートを整備)

2030 がんや生活習慣病が発症する4、5年、または10-20年前に正確に予測できるようになる
   75歳まで働き続けることができるシニア労働市場が整備される
   環太平洋経済連携協定(TPP)の発効が、日本の国内総生産(GDP)を2.7%押し上げる
   全国のインバウンド(訪日外国人数)が6128万人に達する(2018年は約3000万人)

 

これからの日本の10年どうですか?

結構考えさせられることも多いかと思います。やはり気になるのは人口の減少と労働力の低下、高齢化社会の部分です。日本の経済がどうなっていくのか、本当に気になります。これだけ高齢者が増えて人口も減っていくということは市場が小さくなるということなので、海外への売上比率をあげていかないと現状維持ができなくなるということでしょうか。約10年後には10人中3人が65歳以上ってすごいですね。医療費もかなり上がるので、それはどこから出るのか、労働人口だけでまかなえるのか心配です。

 

 

次は世界に目を向けてみます。

2020年からの10年間!【世界編】

2017 米国、シェールガス対日輸出開始へ[東京電力]

2018 ロンドン市内のタクシー、温暖化ガス排出ゼロ車種以外の新規登録不可に

2019 中国、R&D支出において日米EUなどを抜き世界トップに

2020 インド18基の原子力発電所を新設

2021 中国、実質GDPで米国を抜いて世界1位になる
   インドの人口が14億人を超え、世界1位となる

2022 ドイツ、原子力発電所を全廃
   中国が、独自の宇宙ステーションを完成する

2023 中国の総人口(13億超)が、このころ減少に転じる

2024 世界の人口が80億人に到達

2025 6大新興国BRIICKs が2011年以降の世界経済成長の半分以上に寄与
    (ブラジル、ロシア、インド、インドネシア、中国、韓国) 

2028 インドの人口が中国を超える
   インドの名目国内総生産(GDP)が、日本を抜いて世界3位の規模になる
   ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン社(VW)が、この年までに約70車種の電気自動車(EV)を市場投入する(グループ全体)

2029 この年までに米国が月の上空に宇宙基地を建設する(2020年代。日本政府も参加)
   昆虫の数が、1/4減少する(10年後。年2.5%のペースで減少)
   このころ砂漠の緑化技術が普及する
   人工の脳が実現する

2030 世界の5歳未満の子どもの死者数が、2002年比で半分に減少する 
   インドの人口が14億4900万人に達し、中国の14億4600万人を上回り世界一となる
   アルツハイマー病などの神経変性疾患を予防、治療する技術が実用化する
   中国海南省が、省内全域でエンジン車の販売を禁止する
   この年から10年以内に、人工知能(AI)の発達が本人にそっくりなアバターを実現可能にする

 

日本と世界のこれからの10年、いかがでしたでしょうか。未来に目を向けておくことは、とても大事なことなので、よかったらサイトを覗いてみて下さい。勉強になります。 ひとつひとつのことを考えてみると先見性の力も身についていくはずです。

 

参考記事

未来がどうなっているのか、こちらも参考にしてください。日本のGDPの記事です。

GDP世界ランキングで日本は何位?現在と30年後(2050年)の順位は?

※2018年名目GDPランキングを追記しました。  GDP(国内総生産)とは、  Gross(総計) Domestic(国内の) Product(生産)の略で、 ...

 

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