wakus

土木関係「CADオペレーター」の仕事~先輩からのメッセージ~

土木関係「CADオペレーター」の仕事

Close up of human hand drawing business strategy plan私は現在CADを使い、土木関係の仕事を行っています。
土木業とは一体何をしている所なのか。という点も気になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
CADを使う職業とは幅広く存在しますが、今回は「土木」に注目してご紹介しようと思います。

CAD(キャド)とは?

CAD(キャド)とは「Computer-Aided Design」の頭文字を取ったものです。
直訳しますと、
コンピューター支援設計」
その名の通り、コンピューターで「設計・製図」を行うシステムのことを指します。

◆「設計」とは

Image of human hands during discussion of project at meeting「土木・建築」や「機器」を1から作ろうとした際、その仕上がりや作業工程、図面や計算書などで具体的に計画することです。
それまでは紙に線を引っ張り、電卓で計算したりと大変多くの時間が取られていたのですが、コンピューターの発達で、作業時間を短縮化し、その計算精度から、より確実に設計を行う事ができるようになりました。
更に昨今は平面だけでなく3Dとして、よりリアルに作る事が可能です。

・「機器」とは
機械類の事です。よく接する機会の多い、「車」や「飛行機」「テレビ」等もそれに当てはまります。
最近はロボット開発も盛んですが、それもCADで行っています。

・「土木」とは
土や石・木材・鉄材を使用して、皆さんがよく目にする「道路」や「橋」「トンネル」「鉄道」などを設計から工事まで幅広く行っている仕事です。
私の仕事も主に「橋」や「鉄道」「ダム」等をメインにしています。

・「建築」とは
「建物」や「橋」を建てることです。

*この「土木」と「建築」についてですが、これは日本独自の表現ですので、正直言いますと「明確に分かれる基準」というものは無く、時には両者共行える作業があったりします。
簡単に、地面から下が「土木」がメイン。地面より上が「建築」がメインだと覚えて頂ければと思います。

◆CADの種類

iStock_000063386773_Full1口にCADと言いましても、用途によって実に様々な種類が存在します。

例として「土木」で挙げましても、
・AutoCAD
・JW-CAD
・V-NAS
などなど、実に約80種以上あると言われています。

現在、土木において多く利用されているのは「AutoCADオートキャド)」と言われており、こちらはオートデスク株式会社が提供している2D・3DのCADです。
土木だけでなく建築・機械分野をはじめとして、様々な場で使われています。

しかし、汎用性の高いCADだけあって、専門的な部分は別のシステムで制作し、AutoCADで変換するという所もあります。
また、CAD データを提出する際には「DWG」や「DXF」の形式で求められることが多いです。

ですので、これからこの職業を目指される場合には、まず「AutoCAD」を習得することをお勧め致します。

土木関係「CADオペレーター」の仕事に就くには

Student standing above the sign for start「 職業訓練学校」や「社会人スクール」でCADの基本を学べば、CADオペレーターとして勤務できます。

例として職業訓練校、東京都産業労働局雇用就業部が運営している「TOKYOはたらくネット」を参考として下さい。
もし東京都にお住まいでない場合は、ご自身の通える地域でも同じように学ぶ場が設けられていると思いますので、見つけてチャレンジしていきましょう。

この職業の魅力

dam「土木学科」を出ていなくても、公共事業のような大型案件携われます。

この職業は公共事業(道路・橋梁・鉄道等)を扱う事が多く、自分が図面として描いていたモノが形になり、住民の生活向上に貢献していると感じられる事が最大の魅力であると思います。

私はこの職業に就いてからと言うもの、そういった現場に足を運んでは、それを目にするというのがとても楽しみになりました。
それが、この仕事を続けていくモチベーションともなっています。

この職業に就きたい方へのメッセージ

Little child plays superhero. Kid on the background of sunset sky. Girl power concept土木にCADが導入された歴史は浅く、土木におけるCADオペレーターという職業は、つい数年前から出てきた仕事です。

設計者は技術職であり、この業界に無くてはならない存在であるのと比較すると、その設計者がCADを利用出来れば、万が一私たちCADオペレーターが居なくなったとしても十分に仕事をすることが出来ます。
しかし、設計者の作業量の負担が大きく軽減されるので、この仕事は今後どんどん普及していくと考えます。
そういった点から、就職の際、求人がどれほど出ているかは景気に左右されやすいものではありますが、今後増えていく可能性のある仕事です。

最近では、3DCADの需要も増え、スキルによっては設計者のアシスタントというポジションから、更に上のポジジョンへと登っていく人材も出てきました。

以前は、「設計者の支持にしたがって図面を描く」という要素が多かったのですが、設計している構造物を図面から3Dにおこし、それを設計者が使用するとう、「アシスタント業」から「クリエイティブ系」に移行している気もします。

しかし、そこまで出来るようになるには、図面や作るものの目的などを理解できないといけません。
基本的な作業が出来るCADオペレーターとして職場に入り、土木や土木業界での会社のポジションを常に把握、勉強して行く必要があります。

「構造計算」や「数量計算書」の作成が出来て「CAD」が使用出来るとなると、設計者としても就職出来ます。
稀な例ではありますが、派遣社員として、設計も出来るCADオペレーターという方と出会った事はあります。
このようなCAD+αな人材ですと、給与にも反映されやすいです。

最後に

istock_51313148_xxlargeCADオペレーターはCADの知識があれば学歴は重要とされませんので、比較的入り易い業種です。
しかし、仕事に就いた後は、CADソフトの使用向上の勉強とともに、自分の置かれている業界の勉強は常に必要です。
「学ぼうとする意欲」と「職場の環境」で、どんどんスキルアップも図れます。

今現在では、「3D CAD」が使用でき、その他に「協議で使用するレベルの資料作成」が出来れば、仕事がなくて困るという事は無いでしょう。
そういった点では、産後や育休の後に新しく仕事を探すとなった場合でも、比較的再就職しやすい職業ではないでしょうか。

このように土木CADオペレーターは学ぶ意欲次第で大変伸びしろがある仕事です。
これから目指される皆さんを応援しております。


LEAVE A REPLY

*

Return Top