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ダイレクト・レスポンス・マーケティングとは?
マーケティングと一言で言っても、その手法は実に様々なものがあります。
その中でも、ダイレクト・レスポンス・マーケティングという手法が、中小企業にとってはかなり有効なマーケティング戦略であるとも言われています。
そのダイレクト・レスポンス・マーケティングとは、一体どのようなものなのでしょうか?
一般的によく言われるマーケティングとの違いは?
マーケティングと聞くと、一般的には4P戦略や3C分析、ブランディング戦略などが思いつきますよね?
実際にそのようなマーケティングセミナーや講座なども数多くあり、大企業が取ってきた戦略や、現在進行形で行っている手法などを学ぶ機会も多くあります。
しかし、そこで学んだ手法を自社のマーケティングに取り入れようとした際、必ずと言っていいほど出てくる問題が、4P戦略の「promotion=広告・販売戦略」です。
というのも、ほとんどの中小企業が大企業と違って広告宣伝に掛ける費用がないため、大規模なメディア戦略をとることは不可能に近いからです。
では、中小企業にマーケティング戦略は向いていないのでしょうか?と言うと、そんなことはありませんし、むしろ大企業と競合していくためにもマーケティング戦略は必要不可欠なものです。
なぜダイレクト・レスポンス・マーケティングが、中小企業のマーケティング戦略で力を発揮するのか?
では、中小企業が取るべき「promotion=広告・販売戦略」の手法とはどういったものなのでしょうか?
先述した点を踏まえると、費用の面で負担が小さいマーケティング手法が良いということになるのですが、実はそれがダイレクト・レスポンス・マーケティングです。
ダイレクト・レスポンスを日本語に翻訳すると、「ダイレクト=直接」「レスポンス=反応」となります。
つまり、見込み客となる消費者から、直接反応を得ることを目的としたマーケティング手法なのです。
これは大手企業が行っているようなメディアを使ったイメージ戦略とは大きく異なるもので、消費者の一人一人に対して、継続的に細かなアプローチをして、関係性を構築するというマーケティング手法なのです。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、日本でもすでに多くの企業が活用中!
ダイレクト・レスポンス・マーケティングそのものは、アメリカですでに100年近い歴史があるマーケティング手法であり、日本では通信販売やテレビショッピングなどのインフォマーケティングであったり、雑誌の記事風広告やインターネットの商品販売ページなどが一般的です。
また、ダイレクト・レスポンス・マーケティングの特徴として、広告の中でセールスのプレゼンが行われていて、次に取るべき行動も明確にされているので、消費者はスムーズに次の行動(商品購入や資料請求)へと移りやすいという点が挙げられます。「詳しくは○○と検索!」や、「今すぐお電話ください!」などの表記やセリフを想像すれば分かりやすいですよね。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングにマスメディアは必要ない!
では、実際に中小企業でダイレクト・レスポンス・マーケティングを使おうとする場合も同じようにテレビや雑誌などのマスメディアを使う必要があるのでしょうか?
実は、そういったマスメディアを使う必要はなく、チラシやDM、HP、メールなどのオンライン・オフライン問わず、身近なメディアを使うだけで十分な効果を得ることができます。
これもまた、ダイレクト・レスポンス・マーケティングが持つ「消費者との関係性を構築するマーケティング」という特徴を活かしたメディア戦略と言えます。
ダイレクト・レスポンス・マーケティングを実践して、消費者との良好な関係性を築こう!
マーケティング戦略は、企業の成長戦略においても非常に重要な要素となります。
しかし中小企業にとっては、販売戦略においてイメージ広告を使うことは、直接売上に繋がるものではないので費用を掛けづらいのではないでしょうか。
そういう点も踏まえ、ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、消費者の行動予測ができるという点においても、中小企業向けの販売戦略と言えます。
まずは、手軽にできる既存の顧客に向けたDMやメールなどでコミュニケーションを取ることから始めてみてはいかがでしょうか?
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