wakus

相手を怒らせず上手にミスを指摘するテクニック!

仕事をしていると、受け取ったメールや資料等で「どうしても相手の方が間違っている」という時もあります。人間だからミスをするのは仕方ないことですが、職場でそれを指摘するのは難しいことです。後輩ならまだしも、同僚だと根に持たれたり、上司や先輩だとプライドを傷つけてしまい嫌われてしまうのでは、と心配になります。

しかしここはコミュニケーションスキルを生かして、仕事がスムーズに進められる様にしていきましょう。

相手よりも下に出ること

相手のミスを指摘する時に、ただ現物を目の前に突き付けて「これ、違うんですけど」等と言うと、相手は正面から自分を否定されたと思ってしまいます。 間違ったと分かっていても素直になれずに、「後で」と言いながらすぐに修正してくれないこともあります。

コミュニケーションスキルが高い人は、自分が一歩へりくだった言い方で相手に伝えることができます。

「私の勉強不足で申し訳ありませんが、もう少し詳しく教えて頂けますか?」
「こちらの数字とどうも合わないので、お手数ですがもう一度ご確認頂けますでしょうか?」

つまり、おかしいのは相手の資料ではなく自分の理解力がないせいだ、数字が合わないことで相手に手間を取らせている、という下の立場になるのです。

上記の言い方をすれば、相手も自分のミスに気が付いた時に素直に認め易く、「ゴメンゴメン」と言ってくれます。 同じ様な「前置きワード」として、他にも有効なものがあります。

「私が誤解しているのかも知れませんが」
「確認させて頂いて宜しいでしょうか?」
「私も良く分かっていないところがあるんですけど」
「このシステム自体がすごく分かりにくくて申し訳ありませんが」
など、

「悪いのはあなたではありあません」ということを先に伝えれば、相手も「あれ、間違ったかな」と思って話を聞いてくれるので、受け入れて貰い易くなります。

相手の正しい部分を認めておく

Heart shape in human head. Concept of love.

相手も真面目に考えて仕事をしているのが原則ですので、全くもって見当違いな処理をしていることは少ないものです。 相手がきちんと理解していて正しい処理をしている部分は認める様にします。

「元にする数字はこれで正しいと思います。ただ、インセンティブの率が変わっていますので、その違いだけだと思います。」

と、概ね相手が正しいのだけれどもちょっとした認識違い、という様にアピールします。 すると相手を立てることになるので、「それならこうだよな、すまんね」と言って修正に応じてくれるでしょう。

相手の意見を受け入れる

Discussion Between Guy And Girl Over Gray Background

相手はそのように処理をした方が自分にとって一番やり易いのかも知れません。 それを間違いだと言われてしまうと、余計な口出しをされたと思います。 「こうすればミスしませんよ」等と言おうものなら逆ギレされてしまうでしょう。 相手の考え方にも一理あるということを、言葉に出して言う様にしましょう。

「なるほど、そういう考え方だったんですか、分かりました。 そうすると、この部分が反映されなくなるんですよね」

相手も自分を認めてくれたという満足感から、ミスを認め易くなります。

自分だけの意見ではないことを伝える

間違いを指摘する相手が上司だったり、取引先だったりするとそれだけで気持ちが憂鬱になりますよね。 その場合は、それは既に決まっていることであり、あなたはただの代弁者であるという風に言いましょう。 あなた個人の意見ではないので、さくっと事務的に伝える様にするのです。

「これは元々の契約に従って決められているもので、すぐには変えられないんですよ、申し訳ありません」

相手も個人的な意見でダメ出しをされると逆ギレしたくなりますが、決まっていることならば仕方ない、と諦めがつきます。

人の聞いていない場所で指摘する

french bulldog dog listening or talking on the can telephone, isolated on white background

相手のミスを指摘する時に、鬼の首を取った様に居丈高に大勢の前で言うのは避けましょう。 幾ら普段から態度が大きい人でも、恥をかかせない様に気配りをするべきです。 なるべく周囲に人がいないのを見計らって側へ行き、小さ目の声で伝える様にします。

「私も最初は全く気付かなかったので、報告が遅くなってすみません」
「これ非常に分かりにくいので、面倒だったと思いますが」

などと、相手に共感しながら伝える様にすれば「生意気」と思われずに済みます。

相手のためを思って言っていることを伝える

相手に間違いを指摘する時に、一方的に事実だけを突きつけると相手は「この人は私の敵だ」と誤解する可能性があります。 まずは最初に「私はあなたの敵ではなく、あなたに嫌な思いをさせたくて言っているのではない」ということを理解して貰いましょう。

その間違いを指摘する目的を伝えて、同じ目標や意識を持っていることを伝えます。

「プロジェクトを成功させる為に力を借りたいんだけど」
「あなたの為になると思って敢えて言うんだけど」

と言うのです。

相手も間違ったという事実ではなく修正した先を見てくれるので、受け入れて貰い易くなります。 更に、指摘をした後は「私も以前に同じことでミスしたことがあったから」と自分を落としてフォローしておきましょう。 相手もミスをしたことで敗北感を持たずに済み、遺恨を残しません。

相手の間違いを伝えるのは非常に勇気を必要とする行為です。 コミュニケーションスキルは普段楽しくおしゃべりをする為だけにあるのではなく、逆境でこそ役に立つものなのです。


LEAVE A REPLY

*

Return Top