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ビジネスでも成功するために必要な人間関係の築き方は?

会社に入社してしばらく経つと、会社で実績も積んで、責任ある仕事を任されるようになってきます。自分の仕事に自信も出てきて、次のステップを目指そうとも考え始める時期にも差し掛かります。

そのくらいの時期には、どんな優秀な人であっても、ついつい疎かにしていまうことがあります。
それは、人間力を磨くことです。人として魅力があり、良好な人間関係を築ける人は、ビジネスでも成功します。

あなたの心がけ次第で、人間力は身に付きます。

他人のミスも自分のミスと考える謙虚さを

rainbow umbrella in mass of black umbrellas「仕事が上手く運んでいる時は、自分に実力があるから。」「仕事が上手く運ばないときは、誰かがミスをしたせい。」そう考える人は多いものです。
でも、それは逆。「仕事が上手く運んでいる時は、関わっている人のお蔭。」「上手く運ばないときは、自分に落ち度があるから。」そういう謙虚な姿勢がないと、人間力は身に付きません。

「○○さんにちゃんと指示を出したのに、指示通りに動かずミスをした。」というのは、○○さんのミスではなく、相手が指示通りに動けるような指示を出せなかったあなたのミスなのです。あなたが指示を出す時、相手の立場や状況や理解力を考慮して相手が動きやすいように指示を出していれば、ミスは起こりません。
指示を出すことが目的ではなく、指示を正しく遂行してもらうことが目的だということを忘れてはいけません。

あなたが常に謙虚な姿勢で相手に対する感謝の気持ちを忘れずにいれば、人間関係は良好なものになり、質の良い仕事ができるようになります。

「~させる」ではなく「~してもらう」

Group of people talking to each other例えば、いつも横柄な態度で相手のことを全く考えないA部長から、「○○について調べておいて」と言われたとしましょう。あなたは恐らく、嫌々調べるでしょう。そして、必要最小限の情報をまとめた資料を提出するでしょう。

例えば、人柄が良く誰からも慕われているB部長から「○○について調べてほしいのだけど、時間ある?」と言われたとしましょう。あなたは忙しかったとしても、積極的に調べて、必要な情報だけでなく役に立ちそうな付加情報も併せてまとめた資料を提出するでしょう。

同じ労力でも、人間力のある人の方が、沢山の情報を効率良く手に入れていることになりますね。相手にやってもらって当然と思わずに、やってもらってありがとうという気持ちを持つように心がけましょう。そうすることで、「あなたの依頼なら喜んで。」という気持ちで仕事をしてくれるようになります。

渋々やる仕事と、乗り気でやる仕事の質が同じはずがありませんよね。 

損して得をとれ

blank目先の利益だけしか考えない人に、人は付いてきません。時には敢えて損をする勇気も必要です。

例えば、取引先から協力を要請されたとします。あなたが協力するためには、会社の利益を削ることになります。もし協力を要請してきた相手が人間力のある人なら、あなたは協力してあげようと思い、そのために上司を説得するでしょう。

あなたがそこまでしてでも協力したいと思う人であれば、あなたが困った時には必ず力になってくれます。もし、あなたが独立して「会社の看板」がなくなったとしても、その人は何かと相談に乗って力になってくれるでしょう。

それは、あなたが人間力を身につけていれば、の話ですが。

助けてもらったらその恩は忘れないこと。助けてもらえて当然と思わないこと。相手が困っていたら力になること。そんなこと今更言われるまでもないと思うかもしれませんが、こういう基本的なこと程、ついつい忘れてしまいがちなのです。

「ビジネスライク」と「感謝の気持ちを持たない」というのはイコールではありません。

人間力こそ成功の鍵

Little boy with boxing gloves outdoorsあなたがこれから会社でさらに上を目指してリーダーになるにしても、独立して起業をするにしても、人間力があるのとないのとでは、結果が大きく変わってきます。

良好な人間関係を築けない人は、部下を上手くまとめることはできません。長い期間良い結果を出し続けることは不可能でしょう。独立した場合には、「会社の看板がなければただの人」になってしまい相手にしてくれる人は減っていくでしょう。

寂しいことですが、それが現実です。そうならないためにも、日頃から人間力を付ける努力をしましょう。ビジネスで成功するか否かは、あなたの心がけ次第です。

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