コミュニケーション

職場での人間関係が苦手だと感じる方へ。知って損は無い!人間関係のコツ

「人間関係に苦手意識がある…」という人は多いのではないでしょうか?

最近ではネット環境の発達で、友達と街に出かけなくても無料で映画を見れたり、ネットで欲しいものを買うことができます。
そのため、人と接する必要性が年々少なくなっているという現状があります。

「社会人になれば、頭の良さや学歴よりも、コミュニケーション能力の方が重要だぞ!」というのは誰しもが聞いたことがあるのではないでしょうか。

今回の記事では学校では教えてくれない「人間関係を良くするコツ」というテーマでお伝えします。

「会社で人間関係を築くのが苦手」
「初対面の人と接するのが苦手」
「気まずい関係の人がいる」

というような方は是非読んでください。

・仕事
・恋愛
・遊び
・家族

全てに応用できる人間心理の本質をご紹介します。

?人はもともと人見知り

happy young woman covers her face with her hands and peep through her fingers「自分は他人によく思われていないんじゃないか?」と思うことはないでしょうか?心理学では人口の8割の人はそう思っているという統計が出ています。

あるパーティーに学生100人(全員初対面)を集めて、自由に楽しんでもらった後、学生100人にアンケートを取ります。

Q.今回のパーティーで自分だけ馴染めてないような疎外感を感じましたか?

という質問にイエスorノーで答えてもらうと、約80%もの人はイエスと答えています。つまり「みんな周りに馴染めているのに、自分だけ馴染めていない…」と思っている人が会場に80人近く居たということになります。

みんな「自分だけ…」と思っているってことですね。主観的な思いと、客観的な事実は違うということがハッキリわかります。?

人間関係はバランスを取り合っている

leadership in team (paper cut with retro filter)「いやいや、でも会社では初対面ではないから関係ないよ」と思う方もいるでしょう。
確かに時間がたてば「人見知り」という話ではなくなってきます。
是非意識して欲しいのは「主観的な思いと、客観的な事実は違う」ということです。

例えば

「自分はつまらない人間だ…私と話しても楽しくないだろう」と思っているAさんがいるとします。

確かにAさんと話す人はどこかぎこちない。みんなAさんと話すときは少し遠慮がち。
人と話す度にAさんは「やっぱり自分は人間関係の構築が苦手だ…」とヘコんでしまいます。しかし、本当にそうなのでしょうか?

人は目の前の人の反応を元にして自分の反応を決めます。
つまり、『Aさんが人見知り』なのではなく、『Aさんが人見知りっぽいから控えめに話している』というケースがかなりあります。

伝わっているでしょうか?

例えば

Aさんが「自分は人見知りだ」と思っている状態でBさんと話しているときBさんはどういう風に思っているでしょうか?
Bさん「(なんか挙動不振だし、あまり喋らないし、自分とあまり会話したくないのかな…)」と思っているかもしれません。

つまり、『Aさんが人見知り』なのではなく、Aさんの「人見知りそうな態度」に合わせてBさんが「人見知りに合わせた態度」を取っている可能性があります。

Aさんが元気に明るく接していればBさんは「(この人は明るいな!喋りかけても受け答えしてくれそうだ!)」と思ってくれるでしょう。
ちょっと分かり辛いかもしれませんが、このようなことは世の中で頻繁に起こっています。

例えばコンビニのレジの定員でいつも不機嫌そうな人がいるとします

「コンビニの客は全員質が悪い!」「店長は私にだけ辛く当たってくる!」と愚痴っているかもしれません。
でも客観的に見ると「あんな不機嫌そうな定員だったらこっちも気分悪くなるよ!」と言いたくなるときってありませんか?

そういう風に、相手の人は自分の態度に反応しています。

言葉の意味より表情、イントネーション

Smile of the woman are looking at here place your hand on the chest心理学では有名な話ですが「メラビアンの法則」というものがあります。

コミュニケーションを上手く取ろうと思うとき、どうしても「何を言えば良い?」と考えてしまいがちですが、心理学の実験ではコミュニケーションの時に人に与える影響の割合は下記のような割合になると言われています。

・話の内容→7%
・声の大きさ、話し方→38%
・表情、態度→55%

つまり、どんなに面白い内容の話でも、態度や表情が暗ければ、相手の人は話よりも表情や態度に影響されてしまいます。

何故か?というと、言葉は後発的だからです。
赤ちゃんを見ればわかりますが、赤ちゃんは言葉が喋れないので、お母さんやお父さんの声の質や表情、態度を見て色々な判断をします。

「あ、いまお母さん怒ってる」
「あ!お母さんが笑った!これをすれば笑ってくれるんだ!」

など、言葉を理解できない赤ちゃんにとって表情や態度は言葉以上に重要です!
どんなに成長しても、そのベースが逆転することはありません。

例えば

お笑い芸人のコントを字幕の文字だけで見て面白いでしょうか?

・芸人さんの動き
・芸人さんの表情
・言葉のイントネーション

これらが重なって「面白い!」となるわけです。

つまり、人間関係を良くするコツは、まず「自分は人前でどんな顔をしているか?」ということを知ることです。

最初は難しいかもしれませんが、色んな発見があると思います。
「あ!確かにこんな態度だと、相手も接し辛いか!」と分かれば、色々試してみると良いでしょう。

上司に叱られたときも

「はい…、すみません…」という態度は「私が悪いです…怒られて当たり前です…」という暗示になっているし、「はい!改善します!ありがとうございます!」という態度は「注意してくれてありがとうございます、また成長できます!」という暗示になります。

あなたは自分が部下を叱った場合、どちらの反応をして欲しいでしょうか?

最後に

人間関係は人間が誕生して6,500万年の時が経っています。6,500万年もの間、人と人とは生きて行くために、コミュニケーションを学び、「相手の態度に合わせた態度を取る」という風に進化してきています。

隣の人が悲しんでいる、困っているのに、狂ったように笑っていたら人類は絶滅していますよね。

ですので、人間関係の第一歩として、自分の態度をまずは客観視してみてください。

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