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役職に合わせたマネジメント

マネジメントとは「管理」と訳される事が多く、ビジネス用語としては「管理職が部下を管理するスキル」を指すのが一般的です。

しかし、マネジメントをもう少し広義に捉え、部下が居ない時は自己マネジメント力、主任や係長等の役職が付けばプレーイングマネージメント力、そして課長や部長となれば部門経営者として狭義のマネジメント力の向上を意識して仕事を推進すべきと言えます。

自己マネジメントが出来ない者が、部下の指導・管理を含めた部門経営者としてのマネジメントを行う事はできません。若い頃から広義のマネジメント力の向上を意識する事が自己成長のために重要なのです。

自己マネジメント力の向上

自己マネジメントは、経営トップや組織責任者の方針を、自分の仕事やポジションレベルで咀嚼し、その方針に沿う形で、自己を律し効率良く仕事を進める事と定義できるでしょう。

与えられた仕事を単にこなすのではなく、経営方針に沿って自分より2段階上の立場で考える意識を持ち、その上で1段階上の立場で行動する意識を持つ事を訓練すると良いでしょう。

平社員なら、経営方針を自分の組織の課長の立場で考えて見て、その上でそれをサポートするにはどうすべきと係長の立場で考え、平社員としての自分の仕事の進め方や行動を律するのです。

こうする事で、単に受け身の仕事をしているだけより、上司の指示が理解しやすくなります。
また自分が上司の立場で考えた事と、上司の指示が異なる場合には、その相違点を上司に聞く事で、自分の未熟な考え方に気付く事が多いのです。

こうした訓練を行いつつ、仕事を推進する事で、経営目標や組織目標と自分の仕事をしっかりと結びつけ、自分の仕事の意義を理解し、仕事に邁進できるのです。

また組織目標を達成するために、自分仕事の効率アップを真剣に考えるようになり、それがひいては自己成長を促し、上司が評価する仕事のできる社員へと成長させてくれるのです。

部下を持てばプレーイングマネジメント力を身に付ける

leadership in team (paper cut with retro filter)主任や係長になれば、数人の部下を持つ事になります。
最小単位の組織である係等の目標を部下と一緒に達成する事が求められます。

この立場でも。2段階上の立場で考え、1段階上の意識で行動する必要性は同じです。その上で、自己を律するだけでなく、部下を含めた組織として最大限の成果を出す事が求められるのです。

コーチング等により、部下の能力を高めつつ、組織メンバーでカバーしきれない点を、誰よりも頑張って自分でカバーする意識が必要です。指示や部下育成のみではなく、プレーイングマネージャーとして行動する事が求められるのです。

しかし、先に述べた平社員の立場で自己マネジメントの訓練を経験していれば、自分の部下に何が不足しているのかが良く理解でき、単に叱ったり発破をかけるだけでなく、適切なコーチングで部下の能力を高めてやる事が出来るのです。

部下の能力を高め、足らない部分を自分でカバーする事で、組織としての目標を達成するスキルが正にプレーイングマネジメント力と言えるのです。

組織責任者としてのマネジメント力

組織責任者としてのマネジメントは、一般的にマネジメントと言われるものです。しかし、マネジメントの捉え方は、未だに十分でないケースが多いように思われます。

組織責任者は管理するだけの存在ではなく、部門経営を担っている立場なのです。
部門経営とは、経営方針を自分の組織目標に落とし込み、最小の経費でそれを達成する事です。

しかし、その目標を達成するために、ノルマを割り付け、叱咤激励しながらその数値を管理するというやり方は、本当のマネジメントとは言えないのです。

最大の成果を最小の予算で達成するには、部下の能力を高める事が最も重要な手段なのです。従って、組織目標を設定し、それを部下の能力に応じて目標を各人に落とし込み、それを達成するために、各人がどのようなスキルアップを図るべきかを共有化する事が大切なのです。

部下の行動や成果を単に管理するだけではなく、各人の目標達成に向け、部下の自己成長を促す部下指導に最重点を置くべきなのです。何となく遠回りの様に思えますが、部下の能力を高め、自分が居なくても組織目標が達成できるだけの強い組織とする事が部門責任者の真のマネジメント力と言えるのです。

各階層で広義のマネジメントを意識する事が重要です

Retro image of a businessman walking his fingers up wooden steps mounted in rustic wooden boards towards light in a conceptual image of personal development, growth and success.以上記載したように、各階層で広義のマジネント力向上を意識した仕事を推進する事で、自己成長が達成でき、将来的に自分が組織責任者となった時に、そのマネジメントとは何かを体得する事が出来るのです。

自己マネジメント、プレーイングマネジメント、そして組織責任者としてのマネジメントとステップバイステップで能力を高める事で、真のマネジメントが何かを本当に理解でき、そこに部門経営と言う考えをプラスする事で、管理職から経営層へと自己成長する事も可能なのです。


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