ビジネススキル 自己啓発

兵法・孫子に学ぶ、ビジネスマンが身に付けるべき5つの視点

孫子とは?

孫子』(そんし)は、紀元前500年ごろの中国春秋時代の軍事思想家孫武の作とされる兵法書武経七書の一つ。古今東西の兵法書のうち最も著名なものの一つである。紀元前5世紀中頃から紀元前4世紀中頃あたりに成立したと推定されている。

『孫子』以前は、戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かった[1]。孫武は戦争の記録を分析・研究し、勝敗は運ではなく人為によることを知り、勝利を得るための指針を理論化して、本書で後世に残そうとした。

Wikipediaより

身に付けるべき5つの視点

Businessman in front of business related diagrams and charts

一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く将、五に曰く法

孫子 五事より

ビジネスパーソンとして自分が優位に戦えるフィールドを設定するために上記の5つを挙げています。

それぞれ何を意味しているのか解説していきます。

道は1年後、3年後、5年後、10年後、20年後…未来の自分像を明確にイメージする事を指しています。目標設定と言い換えても良いですね。

「1年後あなたはどうなっていますか?」と質問されたときに明確に具体的に答えられなければ目標設定がうまく出来ているとは言えないでしょう。

多くの人は大体のイメージくらいはあるのでしょうが、多くの場合それは「これくらいになってれば良いよね」くらいの希望的観測の域を脱していないケースが多いものです。それではまだまだ明確さや思いが足りないでしょう。

大切な事は、目標設定したものが既に経験した出来事かのように明確にイメージできることです。

よく若いアスリートがテレビのインタビューで「2020年の東京オリンピックで金メダルを獲りたい」と答えていますが、日々のトレーニング以外にも繰り返しイメージトレーニングを行う必要があるでしょう。

2018年にはタイムがX秒になり、2019年にはX秒を切り、本番では世界新記録を塗り替えるようなタイムで優勝する。このような明確な目標設定は当然一夜では不可能です。時代も刻一刻と変わっていきますのでどのような能力が必要なのか、どのような行動を起こす必要があるのか、何を磨いていくのか、そのための情報収集も必須となってくるのです。

天は時代性のことです。

例えば営業課の中で営業成績トップになりたい!早く部長に昇進したい!といった願望があったとします。

ここに必要な事は何だと思いますか?

答えは時間軸です。「いつまでに」が抜けていると「まだいいか」となって結局手付かずになったりします。

1年後までには営業課の中で営業成績トップになって、3年後には課長に昇進するぞ!と設定して、そのときは会社としてどのような事業を推進して、経済はどのような状況で、追い風が吹いている産業やトレンドは何でどのように活用するかなど、時代を読みながら計画を立てる。

ここまで明確にイメージしていると、何も考えていない人に比べれば変わってくるでしょう。

よく「時代の寵児」などと言われる有名人がいますが、それだってたまたまではなく追い風が吹くように準備していたに違いありません。

「これからは????の時代だ」と感じ、そこに賭ける思いが人一倍あって誰よりも行動した事でしょう。

地は自分が活躍出来る場所の事です。

マーケティング用語で「ポジショニング」という言葉がありますが、どこの分野であれば誰よりも優位性を持って戦えるかということです。

孫子曰く、設定のポイントは下記の4点です。

  1. 自分が向いている、自分の得意な分野
  2. 競争がない、オンリーワンな存在である分野
  3. 世界的展望ができる分野
  4. 自分の資質や能力が活かせる分野

すごくシンプルに考えると、自分の不得手な分野で、競争が激しくて、マーケットも小さくて、自分のやった事がない分野で、、勝てる見込みは無いですね(笑)

自分の特性や強みといった部分は以前記事で「唯一無二の自分の強みを見つけて仕事に活かす方法」の中で紹介しましたが、もしまだやったことがないのであれば「ストレングスファインダー」をしてみることを強くオススメします。

将は能力の事です。

歴史シミュレーションゲームをやったことがある人であればイメージ出来ると思いますが、武将毎に能力値が違いますよね。武力に秀でている将も居れば、知力に秀でいる将も居ますし、武力も知力も平凡だけれども魅力が非常に高い劉備玄徳のような将も居ます。

もちろんすべての能力が高い事に越したことはありません。知略があって、武力があって、部下からの信頼も厚い将はゲームの中でも重宝されます。

ドラクエのようなRPGに置き換えてもいいですね。戦士タイプなのか僧侶タイプなのか魔法使いタイプなのか遊び人タイプなのか…

実際の私たちに置き換えると、現代は刀を持って争い合う事はしないので、ビジネスという戦場で目標達成するための能力を明確に設定して、自己研鑽に励む事が大切になるでしょう。

法はそのまま法律や社会的なルールの事を指しますが、ビジネスパーソン向けに置き換えると「セルフマネジメント」の事と認識しても良いでしょう。

ダイエットの計画を立てても継続しない人はなぜ目標達成する事が出来ないのでしょうか。

一言で言うと誘惑に負けてしまっているのでしょう。

目の前でイチゴのショートケーキを美味しそうに食べている友人から「一口どう?」と聞かれて「一口くらいなら」とつい食べてしまう。誘惑とはこのような些細な出来事の連続です。

週末になれば一緒に飲みに行こうと誘われる事もあるでしょうし、ダイエットで「お酒やスイーツを口にしない」と決断したのであれば、どのような誘惑があっても断ち切らなければいけません。

決断とはそのまま字のごとく「決めて断ち切る」事を意味するのです。

一流のアスリートで毎日暴飲暴食を繰り返している人は居ないでしょう。やはり私が見てきた中でも、自分自身を律して甘やかさない人間が勝負事に勝つと思います。

いかがでしたでしょうか。

孫氏の五事からビジネスパーソンが身に付けるべき視点を案内しました。

きっと明日からの仕事への取り組みも違ってくるのではないでしょうか。

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