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誰かのニーズを満たすこと、それが自分の仕事のやり甲斐に

久しぶりに再会した知人や友人同士の会話でよく耳にする言葉の一つに「今何しているの?」がありますが、殆どの場合この質問の意味は「日々どのように過ごしているのか?」なのでしょう。

従って社会人の男女であれば「どんな仕事をしているの?」との質問と捉えて「職業」について話すことになるでしょう。

その場合「A社に勤めています」と勤務先の社名・組織名を言う人もいれば「東京で仕事しています」と仕事をしている地名や活動拠点を言う人もいるでしょう。

その違いには会社等の組織に所属して仕事をしているのかそうではないのかが関係しているでしょうし、例え会社に所属していてもその会社の知名度が関係しているようにも思われます。

いずれにしても、社名や組織名、或は地名を最初に言う日本人が多いことだけは確かなようです。

ところがこの質問「今どんな仕事をしているの?」に対する欧米人の答えは「営業をやっている」「経理事務をやっている」「事業企画をやっている」などと職種や仕事の内容を言う人が多いのです。

あなたの仕事は何ですか?

欧米人がそう言う背景には「個」を第一に考える文化が関係しています。
それを簡単な例で示すとすれば、自己紹介などで個人名と住所を話す時の順番が以下の様になることです。

・個人名:名前 (First name / Given name)⇒ 家族名:姓/名字 (Family name / Surname)
・住所:番地 ⇒ 町 ⇒ 市 ⇒ 州 ⇒ 国

従って職業についても「職種や仕事の内容」 ⇒ 「会社等の組織名」 ⇒ 「所在地」の順で言う習慣があるのです。

このように日本人と欧米人とでは説明の順番の違いがありますが、それはどちらが良いかではありません。
大事なのは「自分の仕事は何か」を自分自身がどう理解し、どう人に説明出来るかです。

「あなたの仕事は何ですか?」という単純な質問ではありますが、その答えに対する自分自身の認識の仕方によってはその仕事のやり甲斐や成し遂げた時の達成感・満足感に大きな違いが出るものです。

久しぶりに再会した知人や友人同士の世間話ならば簡単に「職種」や「勤務地」を言うだけでも良いのでしょうが、自分自身の認識としては常に「何を誰に対して何のために」を明確にしておく必要があります。

自分の仕事の目的や役割は何か

Man holding cardboard paper with happy smiley face printed on. Happiness and joy concept.販売担当者の仕事が「商品を販売すること」であることは言うまでもありません。
従って一所懸命努力して商品が売れた時にはそれなりの達成感があるでしょうし、それによって得られる報酬にも満足感があるでしょう。

しかしながらその商品を購入したお客様がその商品に満足出来ず、苦情の連絡が入ったとすればどうでしょう?
きっと売れたことへの達成感は半減してしまうでしょう。

逆に、その商品にお客様が大満足して「これにして良かった、ありがとう」などの声を聞くことが出来たとしたらどうでしょう。
恐らく達成感も倍増し、大きなやり甲斐を感じることでしょう。

このことから言えることは販売担当者の仕事は「商品を販売すること」にとどまらず、その目的や役割をも含めた「商品販売を通してお客様のニーズを満たすこと」なのです。
従って販売後のお客様満足度の確認が必要になり、それを重要視する企業が一般化しているのです。

「お客様のニーズを満たすこと」それは「商品を販売すること」「機器のメンテナンスをすること」「新商品を開発すること」などに付け加えるべき共通の仕事と言えるでしょう。

お客様の真のニーズを満たすには

Diversity People Group Team Union Conceptお客様が満足するのはそのお客様のニーズが満たされた時ですのでニーズの確認は最も重要なことです。

「最近オフィスにゴキブリが出没するので害虫駆除用の薬剤散布をしてほしい」との依頼があった場合、害虫駆除サービスを提供する会社が理解するお客様のニーズは「薬剤散布をしてほしい」となるでしょう。

従って、一般的には薬剤の使用量と散布作業の工数を見積もって料金を提示し、作業後にその料金を頂くことになるでしょう。

それによって或る一定期間はゴキブリが出没しないのであれば良いのですが、もしも短期間で再度出没するようであればお客様は満足せずに再度の対応を要求するでしょう。

それはお客様の真のニーズが「ゴキブリが出没しないようにしてほしい」であったからです。
その為にいくら薬剤を大量に使用して大規模な散布作業をしたとしてもニーズは満たされていないのです。

従って、一定期間内であれば再度の対応時の料金は請求しない旨の保証の概念か、一定期間ゴキブリが出没しなかった場合にのみ料金を請求するといった成功報酬的な概念がお客様の真のニーズを満たすことになるのです。

ニーズを満たすべきお客様とは?

Choosing the key to success from hanging keys concept for aspirations, achievement and incentiveお客様のニーズを満たすことが全ての職種の共通の仕事ですが「次工程はお客様」と言われている通り、この場合のお客様とはあなたの仕事のアウトプットに関係する社内外の全ての人々と考えるべきです。

総務部でオフィス環境の最適化を担当しているのであれば、そのオフィスを使用している全てのスタッフがお客様でしょうし、工場で自動車部品の製造作業を担当しているのであれば、その部品を使用して組み立て作業を担当する人々がお客様でしょう。

従ってそれらの人々のニーズを満たすことこそがあなたの仕事の成果であり、それがあなた自身の達成感ややり甲斐につながるのです。


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