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コミュニケーションがうまく取れないと悩んでいる方へ~巷の数ある会話の技術やテクニックを失敗せずに使う~

ラポールをかける~巷の数ある会話の技術やテクニックを失敗せずに使うために

「ラポール」はもともと心理学の用語です。世間に数多あるトーク術や会話術などの技術やテクニックを実践したものの効果が感じられなかった・・となる前に、知っておきたい『ラポールをかける』とはどのようなことなのかを解説しています。

コミュニケーション能力はテクニックでカバーできる・・?

istock-516134724現在ではコミュニケーションがうまく取れないと悩んでいる方が多くいます。
また、コミュニケーション能力に長けている営業マンのような方や接客業の方などの中には、もっとコミュニケーション力を伸ばしたいと思っている方も多いでしょう。
そして、そのような方たちが悩みを解決するため、あるいは技術を向上させるための、テクニックを紹介する本やインターネット上の情報なども数多く存在しています。

相手の仕草などを真似る「ミラーリング」や、言葉をおうむ返しする「バックトラッキング」などのテクニックがそれに当たります。

しかし、それらの情報が伝えていることの多くは文字通りテクニックでしかありません。
まったく同じようにテクニックを使っていても、うまく使いこなすことが出来ないという人も沢山いて、自分なりに思う技術的な修正点を探し出しては試行錯誤しています。
ですが、うまくいかないそもそもの原因は技術的な問題なのでしょうか?実は、会話の技術やテクニックを実践していくにあたって、大変重要なことですが同時に見落としがちなものがあります。

それは『ラポールをかける』というマインドセットです。

ラポール=自分と相手との間に橋を架けて信頼関係を創る

Tree and sun on lake sunriseそもそもラポールとはどういったものなのでしょう。ナビゲート ビジネス基本用語集の解説によると、

ラポールとはフランス語で「関係」の意であるが、特に共感に基づく信頼関係のことをさす。(一部中略)たとえば、カウンセラーとクライアントとの間にラポールが成立すると、クライアントの警戒心や緊張が緩和され、コミュニケーションが円滑になるといわれている。(一部中略)近年では、コーチングにも取り入れられている。その際、相手との間に上記の信頼関係を築くことを、「ラポールをかける」という。 

出典/コトバンク

と、記載されています。

技術やテクニックを駆使してコミュニケーションを取るということは間違いではなく、むしろ正しい行動と言えます。ですがその前に、この「相手との間に信頼関係を築く」という意識があるのとないのでは、成功する確率が大きく変わってきます。それでは信頼関係を築くためにはどのようにしたら良いのでしょうか。

誰もが興味を持つ話題のテーマは?

Multi-ethnic arms outstretched to ask questions.

『心を上手に透視する方法』の著者トルステン・ハーフェナーは、自身の著書の中で、誰もが関心を持つテーマとして以下の7つを挙げています

1. 健康
2. 恋愛(SEX含む)
3.  お金
4.
仕事
5.
願望や将来
6. 教育(知識の習得)
7. 旅行や引っ越し

 

何よりも興味があるのは、他の誰でもなく「自分」のこと

lack of communication between the two persons上記7つのテーマは、あくまで”what”であり”who”がありません。
ここで大事になってくるのが、誰の”what”=テーマの主人公が誰なのかです。

これら7つの項目すべての前に『あなたの』という単語を足して話しかけられたとしたらどうでしょう。

  1. あなたの健康
  2. あなたの恋愛(SEX含む)
  3. あなたのお金
  4. あなたの仕事
  5. あなたの願望や将来
  6. あなたの教育(知識の習得)
  7. あなたの旅行や引っ越し

誰もが「自分自身」や「自分の人生」について何かを知りたいと思っているからです。

しかし、ここでいきなり相手の事について話し始めても、すでに信頼関係が出来上がっているなどの例外的な状況(例えば医者と患者など)を除けば、警戒心や不信感を高め、逆効果になってしまいます。

なので、まず相手に「自分自身のことについて語らせる」ことがポイントなのです。

人は自分自身に対しては無関心でいることが出来ないからです。
それと同時に、自慢話などのポジティブなものであれ、悩み事などのネガティブなことであれ、自分自身に関わる何かしらの事柄を誰かに聞いてほしいという欲求を持っています。もし信頼関係を築こうとしている相手がいるのであれば、それらの話を上手く語らせることが大事なのです。
そして「私がもしあなたの立場だったら、まったく同じように考えます」と共感を示してから、自分の意見を述べていきます。

この一連の会話の流れの中において、ようやく「ミラーリング」や「バックトラッキング」などを始めとした、様々な技術やテクニックが有効になってくるのです。

会話術のスキルセットのためのマインドセット

Wood Bookshelf in the Shape of Human Head and books near break wall, Knowledge Conceptビジネスの世界では適切なスキルセットをするよりも前に、適切なマインドセットをすることが重要だと言われています。

会話術においても、その技術やテクニックを使うための本来の目的は『相手との信頼関係を構築するため』のはずです。
もしこの部分を欠如したままであれば、どんなに優れた技術やテクニックであっても相手に響くことは難しいでしょう。
それほど『ラポールをかける』というマインドセットは重要なものなのです。

 

トルステン・ハーフェナー

1972年、ドイツ・ザールブリュッケン生まれ。大学で英語とフランス語の通訳の資格を取得後、相手の思考や感情を身体言語を読み解くことによって解釈する方法を磨く。現在はドイツを中心として世界10ヵ国でマジシャンとして活躍している。初の著書である『心を上手に透視する方法』は、世界で50万部を超えるベストセラーとなった。


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