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優れた経営者・リーダーは常に他者から学ぶ~真似ぶ(まねぶ)技術~

真似ぶ(まねぶ)とは

Men and women wearing a kimono of Heian Period「真似」の語源には諸説ございますが、学問を習う「学ぶ」という言葉と深いつながりがあると言われています。
それは平安時代を中心とするの古典を紐解きますと「真似ぶ(まねぶ)」という「みやび言葉」が現代で言う「学ぶ」の意味として使われていました。

「真似」とは「せること」
この必要性について、今回はご紹介しようと思います。

まずは基礎・基本(ルール)を知ることで初めて善し悪しが分かる

Foundation of the construction siteここが一番重要な点です。
何か事を成そうとした時、よく「基本(手本)を徹底しなさい」と言われた又は聞いたことがあるかもしれません。
なぜ基本がそんなにも必要とされるのでしょうか。
それは、基本を知らねば、相手の良し悪し、自分の良し悪しすら判断出来ないからです。

例としてスポーツ「バスケットボール」を想像してみて下さい。

The sky and the basket goal
バスケットには、試合ルールがありますね。
もし初めてバスケットボールをやったとします。いきなり試合に出されたら自己流でやるしかありません。
基本ルールを知りませんので、トラベリングを取られてしまったり、ドリブルの型を練習していないので相手にすぐボール取られるかもしれません。
また、基本を知っているからこそ、「この選手はなかなかやるな」ですとか、「この選手はドリブルが弱い」等も知ることが出来ます。
ですので、基本、ルールをまずは身体に染み込ませてから、他の選手を見て、自分の良い点を見つけて武器となる長所を伸ばしていく必要があります。

Landscape to the basketball in the gardenバスケのチームというのは、それぞれの長所を生かした配置・役割分担を行い、チームとしての力を上げています。
①「チームの司令塔」ポイントガード(センターサークルと3ポイントラインとの間)
②「得点を稼ぐ」シューティングガード(3Pラインの少し外側)
③「万能選手」スモールフォアード(制限区域の少し外側)
④「縁の下の力持ち」パワーフォワード(制限区域の少し外側)
⑤「ゴール下の守護神」センター(制限区域の少し外側)

シュートが上手い選手、走りの早い選手、パス回しの上手い選手などなどを見極め、監督は配置します。
あなたがスポーツを何かやっていた。もしくは何か熱中することがあったとき、他者の少しの動きで「この人は○○が出来そうな人だ」と感じたことはないでしょうか。
それは「基礎」が出来ているからこそ見えるものです。

Image of businessman leaving office buildingでは、これを仕事。具体的な例として「営業職」に置き換えてみましょう。
初めての「営業職」とりあえず気合で電話アポを取る。商談する。
もしかすると最初は上手くいくかもしれませんが、オリジナルで行っていた場合、基本ルールが自分なので、自分の良さや悪い点を見つけにくいのです。
また、他の営業マンがどうしてこう話しているのかというのも受け入れがたく感じてしまい、成長が遅れてしまいます。

これをマニュアル又は先輩を手本とし、それを徹底的に真似したとします。
最初は何が良いのか分からないかもしれません。
しかし、それを身体に染み込ませることで、更にもっとよい話を聞けば、「その話し方はいいね」とか「これだとダメだよね」という判断基準になり、良い点は受け入れ、悪い点は改善を行うことが出来ます。
結果として、オリジナルで突き進む営業より、基本を忠実にやってきた営業の方が確実に実力がついています。

A businessman in formal clothes is drawing a colourful business charts and icons on the white board. A concept of starting a new business. There are concrete wall and three black ceiling lights.先は「営業」を例としましたが、経営者・リーダーとしても同じです。
これから活躍したいと考えた時、まずはお手本・ルールとなるべき人物を見つけ、真似ましょう。
先輩でも分野が一緒の先駆者でも、もし分野が違ったとしても、必ず近くに手本はいるハズです。

まずは「基本」を徹底し、良し悪しを見極めれるくらいになったら更に自身の成長を図る。というのを忘れずにいましょうね。
監督(リーダー)として、チームの配置を行うに当たっても、この良し悪しの判断が出来ないうちはチーム1人1人の長所を見極めることが出来ません。
そうなると配置を誤り、本来はもっと成長するはずのチームの力を削ぐ結果になるかもしれませんので、まずは自分の基本を見つめなおしましょう。

優れた手本から学び、独自の黄金ルールを常に塗り替える

Concept of science. Bookshelf full of books in form of tree on a whiteboard.先にお伝えしたのと同じ内容ではありますが、基礎を徹底させましたら、良し悪しを見る目も相当養われています。
基礎をおろそかにした場合は、他者の良い点も気が付きません。

それに気が付いて頂けたならば、優れた手本は身近に沢山あることに気が付いていることと思います。
それは上司だけではありません。部下からも友人からも学ぶべき良さはあります。

そして、それぞれの良さを取り入れ、自分の黄金ルールは常に塗り替え成長していきましょう。

賢い者が愚か者から学ぶことの方が、
愚か者が賢い者から学ぶことよりも多い。

~ミシェル・ド・モンテーニュ~

これはモンテーニュの名言です。
「賢い者」とは、基礎を徹底し、良し悪しの目を持ち、何者からでも学ぼうという思考を持っている。
「愚か者」とは、自分が正しいと思い、他者から学ぶという思考を持っていない。

考察ではありますが、こういう意味と捉えますと、なるほどと思う点も多いです。
本来であれば、愚者の方が賢者から学ぶ事の方が格段に多いものではありますが、そもそも、他者から学ぼうという思考がない限りその人は学べないのです。
その点、賢者は例え自分より下の人であっても良さを発見し、学ぼうという思考を持っているので、何者からでも何からでも学ぶ事が出来ます。
例え悪い点からでも反面教師として学びます。
賢者は常にアンテナを張って自分を成長させています。だからこそ賢者になれるのですね。

まとめ

istock_86031919_xxlarge①まず行うのは「基礎」の徹底
②良し悪しを見る目を養う
③何者からでも学ぶアンテナを張る
④自分を成長させる

生きている限り「真似ぶ」=「生涯学習」とよく言われています。
他者から学ぶ姿勢を常に持っている事は、1年後、2年後という短い期間ですら大きな差になっていることだと思います。
優れた経営者・リーダーになるには「賢者」を目指していきましょう。


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