ビジネススキル リーダーシップ

自信がない人でもリーダーシップを身に付ける方法

企業に勤めていると、段々と昇進して管理職になる場合や、1つのチームを任されるようになるかもしれません。
管理職に求められるのは知識や経験の他に「リーダーシップ」がありますが、これは生まれつき誰もが持っているものではありません。

部下を持ったものの、自分は人の上に立つのは無理~!向いてない~!と思う方もいるでしょう。
しかしリーダーシップはちょっとしたコツを掴めば後から身に付けることができるのです。

今回はそんな自信がない人でも後からリーダーシップを身に付ける方法をご紹介します。

自分から部下へ積極的に声をかける

asian businessman standing and talking in office.管理職になると、何となく部下と距離を置いた関係を好む人がいます。
管理職向けのセミナーで、あまり馴れ馴れしくすると部下が言うことを聞かなくなるので適度に威厳を保つ様にする、などのノウハウを覚えることもあります。

しかし上司から部下へ積極的に声をかけることで、部下が報告をしやすい雰囲気作りができます。
挨拶は部下からするのが当然ではなく、上司から積極的に「おはよう」と言えば、周囲もそれに習って挨拶をするようにもなります。

部下が元気がない様子だったら「大丈夫か?」と一声かけてあげます。
上司が部下との壁を取り払うことで、部下は何かあったらいつでも上司に声を上げられるという安心感を持てるのです。

決してムダ話をするのではなく、ひと声かける習慣を付ければ、それが潤滑油となって部内のコミュニケ―ションが良くなり、大きな成果に繋がる可能性があるのです。

特に敏腕でなくても、自分から声をかけることは非常に簡単にできて、リーダーシップを磨く良い方法です。

ポジティブ思考を心がける

管理職ともなると、部署内で何か問題が起きた時には速やかに原因を追究して責任を負わなければなりません。
その為に常に神経質になり「誰がやったんだ、原因は何だ」などと犯人捜しをして起きてしまったトラブルに対して追及することに力を入れてしまいます。

しかしリーダーシップを身に付けようと思ったら、トラブルが起きた時にはまず自分が率先して対応に当たるべきです。
実際に手がけてみればミスが起きた原因も分かり易く、その後の対策に役立てることができます。

「一刻も早く問題を解決する様に」という指示ではなく、今回は自分が何とかするから次回以降どうするべきか考えるように指示を出しましょう。

世の中そうそう会社の経営が危ぶまれる様なトラブルは起きないもので、現在のトラブルが解決できれば、未来は幾らでも変えられるのです。

常にポジティブ思考で、部下が青い顔をしてトラブルに対処している時に安心させてあげる様な態度を取ってあげる様にします。

どんな時でもこの上司なら頼りになる、そう思われれば必然的に部内のモチベーションも上がってきます。

部下を見守り、正しく評価する

Diversity People Group Team Union Concept管理職になったものの、リーダーシップが取れないと自分の居場所を確保したくて不安になる人もいます。

よく「僕は現場主義だから」と、自分でも幾つか仕事を抱えて手放さない上司がいますが、これではリーダーシップは身に付きません。
上司の仕事は、一つ一つの作業ではなく、その部署が目標に向かって正しく進んでいるか把握することにあります。

部署としていつも同じ仕事を回しているだけならば、リーダーの役割を果たしていないと言えます。
常にゴールを見据えながら部下を一歩前に導き、成長させるのも大切な仕事です。
その為には部下に仕事を任せたら、途中で余計な口出しをせずに見守りましょう。

部下に対しては「勤務態度」「能力」を分けて評価して、本人に伝えます。
毎日遅刻が多かったり、ミスが多いとそれだけで部下をダメな奴と思ってしまいがちですが、それぞれの良い部分と悪い部分を冷静に判断します。
自分は正しく評価されているという自信が持てれば、部下もより頑張ろうという気持ちになれるのです。

いかに部下にやる気を持たせるかを考えれば、必然とリーダーシップが身に付いてきます。

リーダーシップは時代と共に変わっていくもの

Construction of a new and collaborative teamリーダーシップとは人を引っ張っていく能力ですが、時代が変われば若い人たちの意識も変わってきます。
笛吹けど踊らずという傾向が多い若い世代には、先頭に立つよりも後ろから支えて底上げをしてあげるタイプのリーダーシップの方が馴染むこともあります。

最も重要なのが部下を信頼する気持ちであり、口には出さなくてもそれが伝わる様に行動していくことなのです。
自分から部下を信頼することで、時間はかかりますが部下から信頼される様になり、少しずつリーダーシップが身に付いていくでしょう。

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