コミュニケーション

【人間関係】反りが合わない上司への対処法

今回のテーマは「反りが合わない上司への対処法」です。

世の中では社会人の約6割が職場の人間関係で悩んでいるというという統計が出ています。

職場であれば
・部下が言うことを聞かない…
・飲み会に参加するのが辛い…
・仕事が出来なくて怒られる…
など色々な悩みがあると思いますが、一番困るのは「反りが合わない」という悩みです。

仕事ができないから怒られるのは仕方ないけど、根本的に性格の相性が悪いとなるとどう対処すれば良いか分からなくなってしまいます。

それがネックとなって仕事に行くのがイヤになることもあるでしょう。

私自身、会社員時代は部署を転々としていたので、その場その場で自分の想像を超える性格の上司などに遭遇しました。

この記事では、「どうやって反りの合わない上司と接していけば良いの?」というテーマでその解決法をご紹介します。

嫌われても良い!「皆と仲良くしろ!」はウソ!

The Rejected One. Concept drawn with marker on transparent wipe board.いきなり元も子もない話になってしまいますが、少し我慢して読んでください!

私たちは「学校」という場所で、何も分からない小さな頃から「皆と仲良くしなさい!」という教育を受けてきました。
もちろん!そんなことが出来ればそうしたいです!

しかしどうでしょうか。大人になってみれば分かりますが、大人でも皆と仲良く出来ていません。実際に6割の人が人間関係で悩んでいます。

つまり、子供の頃は「皆と仲良くしなきゃ行けないんだ…!」と大人から教わったことを疑いなく信じていたでしょうが、それを教えていた先生達も、職員室の中の全員と仲が良かったワケではないということです。
皮肉のようですが、大人は建前として、「皆と仲良くしなさい!」と言うしかないのです。

実は人間関係の悩みのほとんどは「皆と仲良くしなければいけない」という思い込みから来ています。
かの有名な「ヘレン・ケラー」や「ガンジー」のような人格者として有名な人でも「全ての人と仲良くすることはできない」という言葉を残しています。

心理学では「10人いれば、どんなことがあっても1人には嫌われる」と言われています。
これを受け入れるのは少し頭の中を整理したいと感じるかもしれませんが、そもそも論として「人間関係で悩んでいる」という気持ちの裏には「全員と仲良くしなければいけない」という間違った前提が隠れている可能性があります。

反りが合わない原因は相手の中にある

Discussion Between Guy And Girl Over Gray Background「とは言っても関係が悪くなると仕事がし辛い…!」という方もいるでしょう。
もちろんその通り。いつも怒っている上司には話かけ辛かったりして仕事に支障が出てきたりします。
この原因を紐解いていくと、実は反りの合わない原因は相手の中にあることが分かります。

詳しく説明します。

例えば、AさんがBさんとCさんにクリスマスプレゼントをあげたとします。

Bさんは「ありがとう!うれしい!」と喜びました。
Cさんは「え?…、ああ。お返しはしないよ。」とメンドクさそうにしています。

「コレが何の関係があるの?」と思うかもしれませんが、コレが超重要です!

つまり、Aさんが行なったことに対して、喜ぶのか、怒るのか、という”どう思うのか?”は相手(Bさん、Cさん)が決めることで、Aさんにコントロールできることではありません。

職場の話で言えば、いつも怒っている上司、機嫌の悪い上司がいて困っている人もいると思います。私自身同じ経験をしています。

しかし、それは、あなたに原因があるのではなくて、その人の中に原因があるのです!

同じことをしても怒らない人は怒らないし、怒る人は怒ります。

反りが合わない人への最善の対処法は…

Tiny businessman looking up on huge legs of another businessman. Career growth and opportunities. Confident behaviour.「それじゃあ根本的な解決にならないよ!」と言いたくなるのも分かります。
ではどうすれば良いのか?というと、あなたは自分のできる限りの歩み寄りをすることだけです。

自分が仕事をミスって怒らせたな、と思えば改善するのみ、もし、「何もしてないのに何で怒ってるの!」と思えば、何もする必要はありません。

相手の気持ちは相手にしか変えることはできません!
逆言えば、あなたが怒った時も同じです。

目の前の人が不機嫌な態度を取ったとき
「何だコイツ!腹立つな!」と怒るのか
「あ?こういう人なのか、ふ?ん」とスルーするのか、あなた自身の感情はあなたが決めることができます。

これは『アドラー心理学』という考えが元になっている考え方で、『タスクの分離』という風に言われています。

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子育てを例にとって説明すると
「勉強しなさい!」と子供を怒る親は、「うちの子供は勉強しないのよ?」とストレスを抱えていますが、そのストレスの原因は「子供をコントロールしたい!けどできない!」という思いから来ています。

職場でも同じです。「この人をコントロールしたい!こういう態度でいて欲しい!」と思った時にストレスが発生します。

つまり、反りが合わない人への対処法は、「自分のできる限りの歩み寄りをして、それでも変わらなかったらスルー」です!

「えぇ!!」と思われるかもしれませんが、これが最善の対処法です。

あなたが客観的に見て、歩み寄りをしている人、歩み寄りを拒否していつもプンプンしている人のどちらの味方になりたいですか?

反りが合わない人も、その態度に見合った評価を社内で受けているはずです。

まとめ

今回の記事をまとめると

①「皆と仲良くしろ!」はウソ!全員と仲良くできる人はこの世にいない!
②反りが合わない原因は相手の心の中にある!変えることはできない!
③自分にできるのは歩み寄りだけ!完全に相手をコントロールすることはできない!

です。

学校の先生の
・みんなと仲良くしなさい!
という話は『夢物語』です。全ての人から好かれる人なんて、サンタクロースのような実在しない人の話です。

今回の記事はある種「諦めの心理学」のような内容でしたが、これが腑に落ちると人間関係は随分楽になるはずです。

もちろん「積極的に嫌われろ!」という話ではないのでご注意を!

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