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仕事で成長したい方へ。ロールモデルを使いこなそう!ロールモデルの限界と応用

「あなたのロールモデルは誰ですか?」

そう問われて、特定の人物の名前を上げられる方は、いつからその人物をロールモデルとしたのでしょう。
そして、いつまでその人物をロールモデルとし続けるのでしょうか。

ロールモデルとは?

そもそも「ロールモデル」とは、自分にとって、具体的な行動や考え方の模範となる人物のことであり、端的に言えば「あの人のようになりたい」という人を意味します。

最近のCMでは、若手女性社員が先輩キャリアウーマンを憧れの眼差しで見ているというシーンが多いように思いますが、憧れの的である先輩社員はある意味でやはりロールモデルと言えます。(CMの中では先輩の使っている化粧品や洗剤を使ってみたいと思わせることが狙いのようですが)

ロールモデルは成長速度を加速させるが限界も来る

経験上、ロールモデルの有無が業務上の成長速度を加速させるというのは事実です。

日々の業務になんとなく従事するよりも、手の届きそうな目標を設定し、より具体的に「あの人の様に◯◯が出来る」、「あの人の様に◯時間で終えられる」といった目標をもって業務に取り組んだ方が身になることが多いのは当然です。

ビジネスの基本はプラン→実行→チェック→振り返りの繰り返しなのですから、プラン(目標)が具体性を持つことはとても重要な事であり、具体的な目標設定の助けとなるものがロールモデルです。

若手社員であれば、「あの人の様に・・・」という場面が多くあるでしょうが、ある程度仕事を覚え、後輩や部下を持つような立場になった時はどうでしょう?

若手の時にロールモデルとセットした人物が、あなたの成長とともに成長し、あなたがさらに上位を目指す際にも変わらずにロールモデルの役割を果たす場合もあるでしょう。

しかし、このケースは稀であり、多くの場合、あなたはロールモデルを超える、あるいはロールモデルとは異なる方向へ歩み出さなければならないのです。

なぜなら、職位が上位になればなるほど、同じスキルセットの人物が何人も居られるポジションは少なくなるからです。
ロールモデルをセットするということは所詮誰かの真似事であり、ロールモデルを必要以上に追い続けていてはいけないのです。

あなたが優秀な先輩のコピーになっても、企業は先輩以上にあなたを必要とはしないのですから。

他者との差別化。個を生かすロールモデルの反面利用による目標設定

rainbow umbrella in mass of black umbrellas中堅社員となった頃にロールモデルが全く意味を成さないかというと決してそうではありません。
ロールモデルの反面利用法は業務上の目標設定において、とても有意義な手段と言えます。

以前私は、直属の上司と先輩が3名という小さな部門に配属されたことがあります。
それまでとは少し異なる業務に就くこととなった私は、上司を含む4名の中でロールモデルをセットしようと考えていましたが、配属から2ヶ月を経過した頃、ロールモデルのセットを諦めていました。
決して4名が目標に相応しくなかった訳ではありません。

彼らはあまりにも優秀で、私が目標とするには遠過ぎる、私自身と違い過ぎる方々だったのです。
新人の頃から同期の中では優秀と評価されていた私は、この先輩方との出会いによって自分が如何に狭い世界で評価されていたのかを思い知ることとなったのです。

このままではこの部門で価値の無いメンバーとなってしまうとの焦りから、必死に考えだした結論は、この先輩たちとは異なる価値を身につけようということでした。誰もやっていないが、ビジネス上価値のある役割を持とうと。

通常のロールモデルが「あの人のようになりたい」という人物の設定であるのに対し、反面利用とは「あの人のようになりたくない」という人物を設定することとなりますが、反面利用法とは単なる反面教師とは異なり、誰もやっていないことを見つける手段と考えてください。

つまり反面利用するためのモデルはひとりではなく複数の人物が必要となります。
そのひとりひとりの強みをあなたの中で明確に定義した上で、

「誰もやっていないことは何だろう?」

「ビジネスとして、組織として、欠けているピースは何だろう?」

「自分が頭角を現すのに適した領域が空いていないだろうか?」

と考えるということです。

もし反面利用によって新たに具体的な目標を持つことができれば、あなたはさらに成長できるだけでなく、目標に到達したあなたは、誰とも比べることの出来ない、唯一無二の存在となっていることでしょう。

社外にロールモデルを持つ意義

Diversity People Group Team Union Conceptここまで、ロールモデルを社内に持つことを前提にその限界と反面利用法について書きましたが、ロールモデルを社外に持つことの意義についても考えてみましょう。

異業種交流の有用性は言うまでもありませんが、時にストレス発散の手段であり、時に新しいアイディアのきっかけ作りとなることもあるでしょう。
同様に異業種の中にロールモデルを持つという意味でも、異業種交流に意義を見出だせるように思います。
それは職種の枠を超えた憧れであり、将来、独立・起業するための目標設定などに該当します。

自分の勤める会社の社長を目指すことよりも、独立・起業の方がイメージしやすいという方も多いのではないでしょうか。
そんな時、もしも起業家の方と接する機会があり、その方をロールモデルと思えるのであれば、それは間違いなく幸運な出会いと言えるでしょう。

仕事の枠を超えて、「生き方」、「年齢の重ね方」といった点で憧れとなるような方に出会うこともあるかもしれません。
ただ、個人的に仕事から離れた場合に目標となる方を、ロールモデルと呼びたくはありません。

生き方はロール(役割)ではありませんから。


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