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脳科学的に効果的なストレス発散法と『マインドフルネス』のススメ!

社会人になると人間関係・仕事・家庭など、様々な面で学生時代とは全く別物のストレスが溜まる機会が多くなってくるでしょう。

最近ではマインドフルネス(瞑想)によってストレス低減をすることが流行っていて、本屋に行けばマインドフルネスの本が多く並んでいます。

しかし、マインドフルネスはある程度練習や訓練が必要なので、まず習得するのに時間がかかり、それが逆にストレスになってしまう人もいるでしょう。

今回の記事では「マインドフルネスのちょっとしたコツ」と「今日からできるストレスの対処法」と「効果的なストレス解消法」についてシェアします。

まずはストレスを減らす!マインドフルネスのコツ

まずストレス解消の前にやるべきことは「ムダなストレスを溜めない」ということです。

もちろんストレスを溜めたくて溜めている人はいないと思いますが、ストレスは意図的に減らすことができます。

マインドフルネスでは「今この瞬間に集中する」ということがよく言われていますが、これがムダなストレスを減らすコツになります。

どういうことか?というと、例えば仕事で嫌なことがあったとします。

嫌なことがあったら当然ストレスが溜まりますよね。イライラすると思います。

しかし、「嫌なこと」は一時的な出来事で、終わってしまえばそれはもう過去の話になりますよね。でも人は「今日は嫌なことがあったな?…」と思い出してイライラしてしまいます。

未来の話も同じで、まだ起こっていないことでも「あ?あ…やだな?」と想像して嫌な気持ちになって落ち込んだりしてしまいます。

でも実際に「今現在何か起こっているか?」というと、何も起こっていないことが殆どで、要するに『想像』でイライラしてしまっている、ストレスを感じていることが多いのです。

あまりピンとこない人もいるかもしれませんが、とある精神科医の方からすると、ストレスで悩んでいる人は「自分の中であれこれ考えてストレスを増幅させている」という人がかなり大多数らしいのです。

例えば同じ出来事が起こっても「ま、いっか」とスルーできる人とそうでない人に分かれます。

つまり、「ストレスを感じなくなること、少なくすることはできるか?」という問いの答えは「あなた次第」ということです。

過去や未来に目を向けず、「今現在に起こっていることに目を向ける」ということをしてみれば殆どストレスの感じることは起こっていないはずです。

テレビやSNSはストレスのもと

Connection Digital Device Nteworking Technology Conceptじゃあ現代人は何故そんなにも自分の想像でストレスを溜めているのか?というと、脳科学の世界ではインターネットの普及がその大きな要因の1つと言われています。

例えばインターネットが無かった時代の人たちは、TwitterやFacebookなどのSNSが無いので頭に入ってくる情報がごく僅かでした。

でも現代人はどうでしょうか。

LINE、instagram、Facebook、Twitter、その他多くのもので友達の情報を得ることができてしまいます。

「あれ。○○君は?会社に就職したんだ」「○○さんは?へ旅行へ行ったのか」という風に自然と頭が動きだし、「みんな旅行に行っているのに、自分の会社は休みが少ないんじゃないか。」「○○さんはストレスなさそうで良いな?」「私だけ人生が上手くいっていないように感じる」という風な『想像』がストレスに変わっていきます。

つまり現代人は昔の人よりも「気にすることが増えている」という状態になっているのです。

テレビでは犯罪などのネガティブな情報でストレスが溜まり、SNSでは他人との比較でストレスが貯まってしまう。

まず、このことを理解して積極的に自分から情報を遮断することがストレスの低減に繋がります。

逆に疲れが溜まってしまう?!間違ったストレスの発散法

blank「過去の出来事や未来のことに考えを巡らせない」
「今現在に集中すれば殆ど何も起こってない!できる限り不要な情報はカットする!」

この2つを踏まえた上で科学的に正しいストレス発散の方法をご紹介していきます。

「あなたのストレス解消法は何ですか?」と聞かれてあなたは何と答えるでしょうか。

・友達と飲みに行く
・ボーリングに行く
・カラオケに行く
・好きなアーティストのライブに行く

色んなモノが出てくると思いますが、結論から言うと「興奮するもの」はストレス解消にはなりません。逆に疲れてしまいます。

ストレス解消と聞くと『思いっきり騒ぐ系』のストレス解消法を思いつく人は要注意で、カラオケやボーリングなどのドーパミン(興奮物質)を発生させる行為は、気付かない内にさらにストレスを溜める原因にもなってしまいます。
テンションが上がっている時はドーパミンがドクドクと出ているので、ストレスが発散されているように感じるし疲れが無いように感じるかもしれませんが、それはある種エナジードリンクなどで脳を麻痺させているようなもの。

脳がドーパミンで麻痺しているうちはストレスを忘れるかもしれませんが、カラオケやボーリングなどが終わって家に帰ったらドッと疲れが押し寄せてくるはずです。

もちろん「テンションが上がることをするな!」というワケではないですが、ストレス発散の方法として取り入れているのであれば避けた方がいいということです。

疲れが取れるストレス発散法

Twin sisters laying upside down on a sofa at home.じゃあ何が本当に「ストレスを低減させるストレス発散方法なのか?」というと、結論から言えば「リラックスすること」が本当のストレス低減法になります。

セロトニンという精神安定を促すホルモンを分泌させることがストレスの低減につながります。

つまり
・興奮するストレス解消法=ドーパミンで脳を麻痺させる方法
・リラックスするストレス解消法=セロトニンで脳を回復させる方法
といったイメージです。

ではどんなことがセロトニンを発生させるのか?というと下記のようなことが脳科学では推奨されています。

・散歩
・家族や友人との会話
・瞑想
・軽い運動
・趣味に没頭する
・森林浴
など、要するに「リラックスすること」ですね。興奮するというようりは安らぐというイメージです。

「友達が飲み会や旅行で楽しんでるから、私も楽しいことがしたい!」と思うかもしれませんが、他人との競争の殆どは先ほどご紹介した『興奮するストレス解消法=ドーパミンで脳を麻痺させる方法』です。

休日ならまだしも、仕事後に行なっているとストレスを知らず知らずのうちに増幅する可能性があるので注意しましょう。

まとめ

blankこの記事をまとめると、ストレスを解消する方法は

①まずはムダなストレスを発生させないことが第一歩
②テレビやSNSなど色々考え込んでしまうムダな情報をカットする
③興奮するストレス発散方法は逆にストレスや疲れを貯める
④リラックスすることが脳の緊張をほぐしてストレス低減する

ということです。

是非参考にしてみてください。

マインドフルネスの詳しい実践方法はこちら⇒
『マインドフルネス』実践法!集中力UPやストレス軽減にも効果があるって本当?

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