wakus

漫画「ベイビーステップ」から学ぶマーケティングの基本

漫画からビジネスに活かせる知恵を得るということは非常に多いと思います。
『島耕作』シリーズなどのビジネスの場を舞台にしたものや、様々な職業を舞台にした漫画は数えきれないほどあります。

また大人気漫画の『キングダム』のような歴史漫画から、リーダーシップや戦略などを学ぶという人も多いでしょう。
そんな漫画好きのビジネスパーソンに是非オススメしたい、週刊少年マガジンで連載されていた「ベイビーステップ」というテニス漫画をご紹介します。

ベイビーステップってどんなストーリーなの?


高校からテニスを始めた主人公の丸尾栄一郎が、プロプレイヤーを目指して日々の練習や試合を通して成長していくというストーリーで、アニメ化やネットドラマ化もされている大人気作品です。

「すべてのボールに追いつき、それをコントロールできれば理論的には負けない」という言葉をモットーにしたテニススタイルで、試合中にもノートを使って分析しながら戦略を立ててプレーで実践していくという、珍しいタイプのプレイヤーです。

この『ベイビーステップ』ですが、ただ試合をしている場面ばかりが描かれているのではなく、メンタルを鍛えるトレーニングの話やエピソードもあるので、インターネット上では、以前から自己啓発に役立つ漫画としてもおすすめされたりもしていました。

しかし実はそれだけではなく、この『ベイビーステップ』にはマーケティング戦略を実施する際にも参考になる部分が多くあるのです。

リサーチと分析はマーケティングの基本!


では一体どのような部分がマーケティングにも役立つのでしょうか?
それは、戦略分析を得意とする栄一郎のプレイスタイルそのものが参考になります。

まず栄一郎は、事前に必ず相手選手のことをしっかりとリサーチしたうえで試合に挑みます。
戦略を立てたり試合を分析したりする際に使っている『丸尾ノート』と呼ばれるノートを使って、相手の特徴を割り出すとともに、自分の強みをどう活かして戦うのかを徹底的に分析して戦略を立てておきます。
そして試合中にもコートチェンジのたびに、そのゲームのデータをノートで振り返り分析しています。

これらの行動はマーケティング戦略を実践する際にも共通している部分が非常に多くあります。しっかりと市場や競合を分析して販売戦略を立てて、市場に商品を投入したら検証と対策を繰り返して競合よりも優位に市場をリードしていくというマーケティングの基本部分と重なるからです。

『ベイビーステップ』から学ぶマーケティングの基本!

では、実際に『ベイビーステップ』をマーケティングに活かしていくには、具体的にどのようなことを実践していけるでしょうか?それは、栄一郎のテニスの試合を、マーケティングプロジェクトの一連の流れとして捉えることで、より活かしやすくなります。順を追って見ていくと…

①試合前のライバルの分析/市場調査と競合分析

栄一郎は自分自身のテニスの特徴や相手選手よりも優れている点をしっかりと理解しています。だからこそ、相手選手の特徴を分析して、自分の強みを活かして試合を優位に進められる展開を想定できるのです。

ビジネスの場面でも、競合をただ分析するだけでは市場のシェアを取ることができません。競合にはない強みを活かしたポジショニングを作り出して、市場で優位に立つことがマーケティング戦略では必要となってきます。

②試合中の考察/ローンチ後、キャンペーン期間中の対応

栄一郎の試合の進め方は非常に特徴的で、コートチェンジごとにそれまでの試合の流れを分析して対策を立てています。
これはビジネスに置き換えると、PDCAサイクルをただ回しているだけでなく、仮説と検証のサイクルが早いから対策が成功しやすいとも言えます。

キャンペーンのローンチ後の期間中は、ただ期間終了までプラン通りに実施するのではなく、市場の状況に応じて臨機応変に対応できるように選択肢を複数用意しておくと良いかもしれません。

また、栄一郎がチェンジコートのたびに検証するように、キャンペーンの1日ごとなどの短いスパンでも経過を検証するようにしてPDCAサイクルを回す回数を増やすことが成功のポイントです。

③コーチという第三者の視点/考察

栄一郎には周囲からのサポートも多く、コーチからだけでなくライバルや恋人などからもアドバイスを貰って自分自身のテニスに昇華させています。

この第三者の視点というのは、ビジネスにおいては非常に重要な要素の一つにもかかわらず、最も失われがちなものでもあります。キャンペーン終了後には、自社の社員からの意見だけではなく、市場に対してのアンケート調査や顧客に対してのヒアリングなどを通して、自社やチーム以外の人からの意見を取り入れていくということは、今後のマーケティング戦略の大きな参考になります。

『ベイビーステップ』は、視点を変えて読めば秀逸なビジネス本!


『ベイビーステップ』には他にもストーリーの後半には、プロ選手になるために自分でスポンサーを探しに行くエピソードがあるなど、これまでのテニス漫画にはない、ビジネスシーンでも非常に参考にできる場面が多い作品となっています。

特にマーケティングについて勉強したいけれど、ビジネス本となると難しい単語だらけでつまらないという人には、漫画だから気軽に読めるので、「ビジネスに活かせないか?」という視点を持つだけで参考になる作品です。

もちろん、インターネット上で他の方たちが言っているように自己啓発本としても参考にできる部分は多いので、ビジネスパーソン必読の漫画かもしれませんね。


LEAVE A REPLY

*

Return Top