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会社での発言が苦手な方へ~発言力の鍛え方について~

発言が苦手というあなたへ

発言力について触れていきたいと思います。
発言が苦手。その気持ちよくわかります。私は発言が昔からとっても苦手です。
顔は真っ赤になり、声は裏返り、頭は真っ白。言いたいこともろくに言えない。今思えば発言によって評価が下がることをとても恐れていたからだと思います。
きっと同じ気持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんな私も仕事をする上で発言しなければいけない状況に置かれ、しぶしぶと発言力を学ぶことになりました。
今でも発言力が強いかと言ったらそうでもないのですが、同じ苦手な方に向けて私が克服するために実践したことをご紹介しようと思います。

発言は出世の近道

発言をしない限り周りの人はあなたの考えを知ることは出来ません。
もちろん発言をしない人だって何も考えていない訳ではないのです。しかし、自ら発言していかないとどんなに素晴らしい考えを持っていても周りに伝わらず評価されないという可能性が大いにあります。
自分の意見を発信することは出世への近道ともなります。

発言苦手克服法

苦手な私が発言力をつけていった方法をご紹介します。全部で3段階。

1、発言上手を見つける
2、会議などで議題に上がるだろう事柄を書き出し、シナリオを作る
3、なりきり声出しイメージトレーニング

1、発言上手を見つける

会社内で積極的に発言をし、評価を得ている人は必ずどこにでもいるとは思います。
その人をよく観察してみましょう。

発言の組み立てはどんな感じですか?

1、結論を先に
2、その根拠を具体例を交えて伝える
3、課題であればその提案を行う
4、大切なことはもう一度念を押して伝える

発言の態度はどんな感じですか?

余裕そうな表情、態度、声

質問や反論にはどのように対応していますか?

1、相手を認める。必要であれば、なぜその質問や反論に至ったのか相手の理由を聞く。
2、その質問や反論に対する返答を短く伝え、その後に具体例を述べる

私がお手本にした方の観察は上記でした。

2、会議などで議題に上がるだろう事柄を書き出し、シナリオを作る

お手本が見つかったら、次の会議やミーティングで議題に上がるであろう事柄を紙でもPCでもリストアップし、それに対する自分の考えを記入します。
その考えを発言するにあたって、こう質問がくるのでは、ということも予測し記入します。

そしてシナリオを作ります。
1、まとめた中から自分が言いたい結論をショートな言葉にする。
2、質問が出るかもしれない事柄に対する根拠と具体例を記入
3、課題であればその提案を記入

3、なりきり声出しイメージトレーニング

シナリオが完成したら、お手本にした人になりきって1人で声出し練習をしましょう。
ここが一番重要です。自分を発言上手だと思い込ませます。
人は自分は「こうだ」と強く思えばその通りにこなせるようになるという話を聞いたことはあるでしょうか。
それをここで使います。
誰も居ない場所がいいですね。私は自宅でやりました。誰も居ないので、心置きなくオーバーにやりましょう。
当日は緊張して練習した40%の力しか発揮できませんので、120%くらいの力を入れてやります。
ちょっと照れるかもしれませんが、鏡もあるといいですね。
堂々と、声を大きく、余裕そうな態度かを確認しながら最低3回は練習します。

本番

ここまでやり切れば、怖いものはないです。「自分は発言上手」「自分は出来るやつだ」と言い聞かせましょう。
あとはシナリオ通りやればいいです。
本番は予期せぬ質問もあるでしょう。そしたら一呼吸してください。
そして「発言上手の出来るやつ」と言い聞かせます。
人は焦ると言葉が早くなりますので、ゆっくりゆっくり、余裕をもって。
うまくできたら自分を褒めましょう。
例えうまくいかなくても安心してください。周りは自分が思っているほど気にはしていないものです。他人の失敗よりも成功を人は記憶しやすいという事を覚えておいてください。次また頑張ればいいのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。これが私の克服法です。同じ緊張して発言苦手という方の一参考になれば幸いです。
まだ私も完璧ではありませんが、これを繰り返すことで今は緊張はしなくなりました。
失敗してもいいのです。徐々に徐々に一緒に克服していきましょう。

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