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ビジネスや人間関係に影響を与える“イメージ”とは

日本語化してしまった英単語の一つに“イメージ(Image)”と言う言葉がありますが、それは『心の中に思い描いた像や情景』との意味になりますので、物や人を実際に見ていない場合の言葉として使われています。

例えば、テレビのCMを見たことでいだいた商品のイメージ、そして電話での声や話し方を聞いたことでいだいた相手の人に対するイメージ、などがそれになります。
従って、実際の物や人が当初いだいていたイメージとはかけ離れていることもあり得ます。

また、イメージに近い意味として使われる言葉に“インプレッション(Impression)”と言う言葉がありますが、これは実際に自分の目で見たり、体験したりした際の印象ですので、単なるイメージよりはより実態に近いのでしょうが、それでも第一印象とは全然違っていた、などの声を耳にすることも少なくありません。

イメージをいだいての出会いには注意が必要

人が人と知り合う際には、何らかの情報を先に得ることで心の中に思い描かれるイメージをいだいてから出会う場合と、何の情報もないまま突然出会う場合とがあります。

その情報には電話での本人の声や話し方の他に、履歴書や自己紹介文その他の書類に書かれている文字からの情報や、その本人の知人や友人などからの評判や噂などの情報があります。

そんな情報を先に得た場合には、こんな話し方をするのだからきっと穏やかな性格であろうとか、生意気な性格であろうとのイメージをいだいたり、こんな学歴や経歴があるのだからきっと何をやらせても素晴らしい仕事をする人であろうとか、簡単な仕事しか出来ない人であろうなどと勝手にイメージをふくらませてしまったりするのが普通でしょう。

ところがそんなイメージが先行しての出会いの場合には注意が必要なのです。

何故ならば、そこには自らが勝手に作り上げたイメージからの“先入観”に邪魔をされて冷静な思考を妨げてしまう可能性があるからです。

もしもそのイメージが良いものであり、それに伴って良い先入観であれば相手にとっては好都合なのかもしれませんが、自分にとっては詐欺被害などの重大問題にまで発展することさえあり得るのです。

また逆に、悪い先入観を持った場合には相手に対してとても失礼なことであり、ビジネスや人間関係に大きな影響を及ぼしてしまうこともあり得ます。

先入観のない出会いでの第一印象にも注意は必要

Man holding cardboard paper with happy smiley face printed on. Happiness and joy concept.その点、何の事前情報もないままでの初対面の場合には先行するイメージがなく、先入観もありませんので、自分の目で見て、話をしての印象となることからより現実的な判断が出来るのですが、それでも注意は必要です。

何故ならば、人は初対面の相手には第一印象を良くしようとするための言動や振舞いをすることがあるからです。
それは面接試験を受けたことがある人や営業活動で新規のお客様屋取引先を訪問したことがある人ならばきっと身に覚えがあるのではないでしょうか。

このように、イメージとかインプレッション、特に第一印象は、必ずしも実際の姿を正確に捉えたものではないと言えるのですが、逆にそれを巧みに使ってビジネスや人間関係を良好に保つことも出来ますし、それは決して悪いことではないのです。

良いイメージを与えるイメージアップ作戦

Hands close-up. Group young business people talking at office実際の行動を見せることで与える印象がインプレッションですので、イメージは実際の行動を見せずに文字や言葉などによっていだかせるものと言えます。そして、それを意図的に行うことがイメージアップ作戦です。
つまり、実際には行動していないのに行動したのと同じような良いイメージをいだかせる作戦です。

例えば、重そうな荷物を持っている後輩に「重そうだね、少し持とうか?」と声をかけても殆どの場合は「大丈夫です」と後輩は言うでしょうから実際には荷物を持つという行動はしないのですが、それでもその思いやりの気持ちは伝わり、イメージアップは図れるものです。
勿論中には「あ、そうですか、ありがとうございます」と言って荷物の半分ほどを手渡す後輩もいるかもしれません。

しかしながら、それはそれでその行動を見た後輩からの印象、即ちインプレッションは高まりますので、イメージアップ作戦としては失敗でも思いやりのある先輩としての評価は高まることでしょう。

口先だけではイメージアップにはならない

このようにイメージアップ作戦とは、実際には行動していないのに行動したのと同じような良いイメージをいだかせる作戦ではありますが、それは口先だけで行動をしないこととは全く違いますので出来ないことは安易に口にすべきではありません。

イメージを良くしようとの思いから後輩に『その仕事を手伝おうか』などと言ったとしても、自分の仕事が忙しくて結局それが出来なければイメージアップどころか『口先だけ』とのイメージダウンとなることは明らかです。

そんな場合には『今は自分も忙しいので手伝えないが頑張れよ』と声をかけて思いやりの気持ちを伝えること、それが本当のイメージアップ作戦なのです。


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