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アイデア力を高めるために必要な思考法

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仕事というのは、日々改善を繰り返し、より効率的にこれまで以上の結果を出せないか考えながら行うことが大切です。

メーカーや小売業や店舗で働いている人は、自社の製品をもっと売るためにどうすればいいか。今よりもコストをかけずに売るためにいい方法がないか考えます。営業マンは、どうやったらあのお客さんに商品が売れるのか、日々考えています。

新しいアイデアはそのために必要なものです。仕事をしている以上、アイデアを出すということは絶対に必要なことです。問題が起きたとき、よりよい解決策を考える力はビジネスマンにとって重要なスキルの一つです。

そのアイデア力を高めるために効果的な考え方を今日は紹介します。

 

アイデア力を高めるために必要な思考法

よりよいアイデアや改善、解決策を生み出すためには、この思考法が重要です。

 

それは、

『物事を様々な角度から視る(みる)こと』

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いいアイデアを思いついても、すぐに実行せずに、もう一度考えてみてください。別の角度から見て、新たなアイデアはもう出ないでしょうか。

向きを変えてみたり、
離れてみたり、近づいてみたり、
切ってみたり、くっつけてみたり、
色を塗ってみたり、
色々な形で視てください。

アメリカの大手広告業界でキャリアを積んだジャック・フォスターの著書『アイデアマンのつくり方』に、アイデアを出すために必要な5つのステップが紹介されています。

アイデアを出すために必要な5つのステップ

1.問題を違う角度からとらえ直し、
2.情報をかき集め、
3.できるだけたくさんの案を考え、
4.いったん全部を忘れてしまい、
5.浮かんだアイデアを実践してみる

ジャック・フォスター アイデアマンのつくり方

 

この中で一番最初にあがっているのが、「問題を違う角度からとらえる」ということです。この『違う角度』というのが重要なポイントです。アイデアを生み出すごとに違う角度から考え直すことを心がけてください。

 

 

一つの視点、アイデアにとらわれて、失敗してしまった事例があります。

ある歯磨き粉メーカーの話

これは海外サイトの掲示板にあがっていた話です。

ある歯磨き粉メーカーがトラブルを抱えて困っていました。それは、歯磨き粉チューブが入っている箱が、ときどき空のまま出荷されてしまうことでした。

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歯磨き粉がきちんと箱に入らないのは現状の生産ラインに問題があり、どんなに調整をしてもいくつか空き箱が出て、100%歯磨き粉が箱に入るようにはなりませんでした。そこで、歯磨き粉メーカーのCEO(最高経営責任者)は対策会議を開き、外部からエンジニアを雇い、半年かけて新しい生産ラインを作り上げました。かけた費用は800万ドル(約8億円)です。

新しい生産ラインには重量センサーがつけられました。空の箱が流れてくるたびに重さを検知して、ベルが鳴り、光で知らせてくれます。ベルが鳴ると生産ラインを止め、人の手で空箱は生産ラインからはじかれます。その後、再びラインが動き出す仕組みです。このシステムによって、空箱が出荷されることはなくなりました。

空箱出荷問題が解決してからしばらくして、CEOが出荷状況の報告書を確認しました。空箱出荷がなくなり、クレームも減り、売上も伸びてきていました。空箱を検知できる新システムの効果が出ているようです。空箱はどれくらい検知されているかを見てみると、3週間たった一つもありませんでした。空箱を検知するセンサーを入れているのに、空の箱はゼロだったのです。

報告書の数字が間違っていないか確認しても、正しい数値だとの答えでした。生産ライン上に空箱はひとつも検知されていないとのことです。実際に生産ラインで流れているもので、空の箱はないと言うのです。理由がわからないCEOは自ら生産ラインを確認しに行くことにしました。

 

答えはすぐにわかりました。

重量センサーがついている検知場所の少し手前に20ドル(約2千円)ほどの扇風機が置かれていて、空箱を吹き飛ばしていたのです。

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近くにいた作業員に聞いてみると、こう答えました。

「ああ、ベルが鳴るとラインが止まって、箱を取り除くのも面倒だったので、扇風機を置いたんですよ」

半年という期間と800万ドルという費用をかけたシステムが一人の作業員の約20ドルの扇風機でまかなえていたという話です。

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さいごに

歯磨き粉メーカーのCEO含む経営陣は、一つの解決策にとらわれて、お金をかけないと解決できないと思っていました。これは物事を一つの視点でしか考えなかった典型的な例です。

こういったことは、本当によく起きます。特に意識せずに仕事を行っていると、これまでの習慣にとらわれて、これまでどおりのアイデアしか生まれない環境になりがちです。新しくよりよい解決策を生み出すためには、あらゆる角度から物事を視る、一度引いて全体をとらえ直してみる、違う切り口で考えてみることが重要です。

いいアイデアを思いついたときも、一度立ち止まって違う角度からもう一度考えてみて下さい。

何度も繰り返せば必ずアイデアを生み出す力は上がってきます。

 


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