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自分の才能や強みを見つけ出す最高の方法は?

「自分の強みってなんだろう」「自分の才能ってなんだろう」って考えたことあるでしょうか。

私自身は「自分に才能や強みなんてない」と思って生きてきたタイプの人間なので、恥ずかしながらそんなことについて考えたのは、就職活動の履歴書の自己アピールの為に考えた『社交辞令の強み』くらいしか思いつきません。

元々日本の教育自体が「苦手なことを、どうすればできるようになるのか?」とか、「テストで間違った部分はどこか?」とか、「ダメだった部分」にフォーカスするような教育だったり、周りに合わせる教育システムだったりするので、自分の強みや才能に気付けない人が多いのではないでしょうか。

「何かもっと自分の強みを活かしてイキイキと社会人生活を送りたい!」と思っている方は是非この記事を読んでみてください。

世の中の成功法則は役に立たない

Modern conference room with equipment, creative business sketch on wall and city view. Startup concept. 3D Rendering一昔前まで成功する人、才能がある人というのは
・ポジティブ
・社交的
・高学歴
などなどのスペックを持った人が前提という風に言われていました。

なので、会社の履歴書の自己アピール欄に「私は人とのコミュニケーションが好きです」などと書いたことがある人は多いのではないでしょうか。

…私も全くそんなことないんですが、入社するために書いた覚えがあります。

ですが、一方で最近では
・ネガティブシュミレーションができる
・内向的で思慮深い
・従来の考え方の型にはまっていない
という人が能力があり、成功するという風に言われています。

じゃあどっちが良いのか?どっちが成功するのか?というと、どっちでもOKというこのが実際のところです。

「自分がどうなりたいのか?」「何がしたいのか?」によって変わってくるので、問題はどっちがいいのか?というよりは「自分はどうなりたいのか?」が重要なのです。

例えば、小説家や漫画家であれば、必然的に一人でいる時間が必要になってくるので、社交的で毎日のように出かける人であれば、いつまでも作品は完成しません。

一方で社長を支える秘書やマネージャー、営業職の人は必然的に多くの人との関わりが重要になってくるので、社交性が必要になってくるでしょう。

つまり、職業に自分を合わせて行くというスタイルではなく、自分の気質に合わせて職業を選ぶということが自分の強みや才能を活かす為に必要な考え方なのです。

欠点を裏返す

じゃあ問題は「自分は何が得意なのか?」ということですよね。そんなことが最初から分かっていれば誰でも自分にあった職業に就くはずです。

物事は表裏一体、表現でどうにでも変わると言われるように、自分の欠点や長所も同じです。例えば「私は人付き合いが苦手だ」と思っている人は少人数や1人で行うことが長所です。

一方で、「リーダーシップを発揮して人を引張って行くのが苦手だ…」と思っている人は、リーダーを支える2番手の才能があるかもしれません。実際に社長よりも、実は社長秘書が優秀だから儲かっている会社なども多く存在します。

多くの人は自分にないものにフォーカスしてしまうので、人見知りな人は社交的になりたいと思っていたり、大勢の前でおちゃらける人はもっとクールになりたいと思っていたりするのです。

一度自分の長所や短所を書き出して、一般社会での長所や短所に当てはめるのではなく、視点を変えると「自分はこれに長けている!」と自分自身で腑に落ちるものがあるはずです。

100%の力で仕事をしてみる

Man taking the step in the right directionそれでも自分の強みが分からない人に是非やって欲しいのが「100%の力で仕事をしてみる」ということです。これは有名な実業家であるホリエモン(堀江貴文さん)の言葉です。

私はこの言葉を読んだとき「いやいや今の仕事が嫌いだから困ってるのに、何で逆に頑張らなきゃいけないの?」と感じていましたが、その理由を聞いてスゴく納得したのを覚えています。

それは「本気でやってみなきゃ何が本当に苦手で、何が得意が分かるはずが無い」ということです。

私自身の話で恐縮ですが、私は書類整理の仕事を任されたりすると「あ?あ、メンドクサイ。」という最初から”つまらない”という前提で仕事をしていました。最初からつまらないと思っていると、その仕事は本当につまらなくなって、「なんで私がこんなにつまらない仕事をしなきゃいけないんだ!」とイライラするばかりです。

しかし、「本気でやってみなきゃ何が本当苦手で、何が得意が分かるはずが無い」という言葉を読んだ後に本気で取り組んでみると、意外と書類整理のような事務作業が好きな自分に気がついたのです。

逆に履歴書で「私は人と一緒に仕事をするのが好きです!」と書いたのは裏腹に、人とバランスを取りながら仕事をするのが苦手で、「自分の仕事量が多くなってもいいから自分が納得する形に仕上げたい。」というタイプの人間であることが分かりました。

つまり、こういうことって本気で仕事に取り組んでみないと分からないのです。

例えば旅行でも「どうせ○○には何も楽しいところなんて無いよ」と思って行くと面白くなかったりします。

でもお笑い芸人さんがやっている旅番組のように、本気で何かを見つけようとすれば実は面白いポイントが発見できたりします。

仕事や強みを見つける時も同じで「自分には何も強みがない」とか「仕事はつまらないものだ」と思っていると、その考えで頭がいっぱいになってしまって見落とすことが沢山あるので注意が必要です。

まとめ

blankこの記事をまとめると、才能や強みを見るける方法は下記の通りです。

①一般社会の「これが正しい」に自分を当てはめない
②欠点を裏返せば自分の強みが見えてくる
③今やっていることに100%集中して取り組めば自分の得意なこと、苦手なことを見つけ出すことはできる
ということです。

「これはダメだ。別のところに行けば自分の強みが見つかるかも」と転職したくなった場合などに一度試してみてください。

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