周囲の人を惹きつけるなら文章力が大事
私は今、上場企業でマネージャー職をしています。
職種はマーケティングです。
転職経験は3回です。
今の会社にはヘッドハントで招かれました。
そんな私ですが、幼い頃は活字が嫌いで、本はほとんど読みませんでした。
国語、現代文などは苦手科目の筆頭。
社会人になっても他の人に比べて言葉も知らず、文章もめちゃくちゃでした。
先輩ではなく、同期に比べてです。
でも、そんなの気にすることなく数年営業職をしてましたが、ある時、文章の大切さを説かれ、怒られながらも頑張ったところ周りの評価が変わってきました。
結果、評価を上げながら転職できていると思います。
営業からマーケティングへの異動が転機
私は、営業から社会人をスタートしています。
営業と言ってもいろいろな種類、タイプがありますが、私はどちらかというと理論より体力が求められる系で、メールや電話よりすぐにお得意に足を運び会話をするという風土の営業でした。
会話のコミュニケーションは磨かれたと思います。
そこで、数年仕事をしていたのですが、マーケティング部署が新設され、希望の上で異動させてもらいました。
異動先の上司は専らマーケティング畑を歩いてきた方で、この方に文章の大切さを説かれました。
大きく分けると、営業は、キャラと数字で稼ぐ、モノ作りはアイディアとクリエイティブで稼ぐ。
マーケティングは何で稼ぐ?
と、問われた後に言われたのは、
マーケティングは言葉で稼ぐ。
と教えられ、みっちりと指導頂きました。
今もマーケティングにいますが、ここで鍛えられたことはマーケティング以外でも確実に活きています。
実際、マーケティング以外の方から信用され、迅速かつ円滑に仕事が進むようになったと思います。
メール1本から議事録まで
初めは本当に大変でした。
ccでその上司を入れ、お得意にメールした後に呼び出しされ、何が言いたいのかわからない。
相手に何をして欲しいのかわからない。
無駄に長いなど、数時間に渡りご指導頂きました。
そして、もう一度連絡をするように。と言われました。
当時、私は30歳を越えていましたが、そのメールを1通送るだけで、約3時間くらい文章を考え、悩んだ上で送信しました。
当然今ではそんなことはありませんが、自分が受信する立場で考えると、メールのうまさやわかりやすさで相手が仕事ができるかできないか判断してることが多いと思います。
あの指導は、助かりました。
また、もう1つ大事なのは、議事録です。これも徹底的に書かされましたが、会議の要点をまとめ上げ、全員がわかりやすい、短いものになっているかを思考し、表現するにはとても良い訓練だったと思います。
議事録も転職後すぐに書いたものが、上司にすぐ評価され、転職後、間も無い時でしたが評価をもらうことができました。
大切にしている文章力とは
文章力と書いてきましたが、私が大切にしていて、教わったのは、言葉ではありません。
ボキャブラリー数ではないということです。
私が鍛えられたのは、物事を伝えるための構成力だと思います。
短い文章で、何から説明し何を具体化するか?
それをどの順番で伝えるか?です。
結論を先にするか、背景を先にするかはその時々ですが、どっちであっても過不足なく、ストーリー立てて文章を作るということです。
そのために、必要なスキルとして大事なのはどんな見出しをつけるかです。
見出しだけでストーリーが決まるので様々な話をまとめるにあたり、どんな見出しで話を進めるかを考えています。
この見出しをつけのスキルは、もちろん教えてもらったというのもありますが、本屋に行って、気になる本を手に取りどんな目次にしているかもよく見ました。
目次の見出しとか見出しを読んで、この本がどんな本で興味がそそられるかという視点で本を見たりします。
見出し付けが上手くなると、企画書もうまく書けるようになります。
文章を作る上での目的
文章の大切さを自分が大切さにしているポイントで書きましたが、文章や資料、企画書を書く上での目的、最も大切なことは、相手に伝えることです。
すごいことをしっかり、そして、すんなり理解してもらうための構成力であり、見出しです。
そんな文章や言葉、構成がオススメと書かなかったのは、常に伝える相手が違うので、それは一概に言えないというのが自論です。
なので、メールでも企画書でも、文章を作るときは相手の立場で考えてみる。
相手の立場で読み返してみる。
というのが、1番大切だと思います。
それが、より正確にわかれば自ずと良い文章ができるはずです。